【IT資産管理】シンクライアント端末
2023/12/31 更新
シンクライアント端末
(1)キーボードを操作して、パソコンの画面が動いているが、そのパソコンの処理は目の前のパソコンではなく、社内のサーバで行わせることができる。これは、仮想デスクトップの技術です。
(2)仮想デスクトップの技術を使うのであれば、パソコンから、計算する装置やデータを保存する装置を取り除くことができます。このような端末をシンクラアント端末といいます。
(3)シンクラアント端末はネットを繋がないと動かないパソコン、キーボードとパソコンの画面があるが、データを保存する装置や、データを処理する装置が除かれたパソコンと理解してもよいでしょう。
シンクライアント端末のメリット
(1)持ち運ぶパソコン(ローカル)にデータが残りません。パソコン(シンクライアント端末)を紛失しても、情報漏洩のリスクを下げることができます。
(2)社員の個々のパソコンの使い方をチェックすることはできません。シンクライアントであれば、データやOSを一元管理することが可能です。(一括管理)
(3)大量にパソコンを保有する企業では、コスト削減ができるケースもあるといわれています。
シンクライアント端末のデメリット
(1)シンクラアント端末はネットを繋がないと動かないパソコンですが、特注品となります。社内にサーバーを用意する必要もあり、1台30万円程度はかかります。
(2)シンクラアント端末はネットを繋がないと動かないパソコンです。環境によっては動きませんし、外部で処理をするために速度が遅くなることもあります。
(3)シンクライアント端末で実現しようとしていることは、PC管理(IT資産管理)でも実現可能です。費用対効果を考慮して施策を考えることが必要です。