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中小企業のIT化・DX

【クラウドとNAS】社外からアクセスする方法

2024/05/07 更新

社外から、社内のデータにアクセスする方法

(1)社外で、社内のデータを取り扱う方法としては、以下2つがあります。
(2)リモートデスクトップ(VPN)と、クラウドストレージです。

リモートデスクトップ・VPN

(1)リモートデスクトップは、例えば、目の前のパソコンでキーボードを打って、そのパソコンの画面で操作しているよう見えるが、実は、社外の施設にパソコンがあり、社外のパソコンを使う技術です。
(2)VPNは、安全性の高い通信技術です。
(3)これらは、別々の技術・概念ですが、自宅のパソコンを使って、会社のパソコン(サーバー)に入って、社外で仕事をする方法として紹介されることが多いです。
(4)社内にサーバーを設置して、社内にデータを保管する設備を構築します。その上で、社外から、社内パソコンに入れる仕組みを作ります。
  したがって、社内にデータを置くことができます。
(5)社内にデータを置く場合には、外部からの不正アクセル等について、別途、セキュリティー対策をする必要があります。
 セキュリティー上の安全を考えると、クラウドストレージよりも維持費用が高くなります。

クラウドストレージ

(1)グーグルのマイドライブ、マイクロソフトのワンドライブ、ドロップボックス等がこれにあたります。
(2)社外のIT会社にデータを預けます。外部のIT企業の設備にデータを保存しますので、月千円単位で使えます。
(3)社外にデータを置くことに違和感がなければ、費用をかけずに高いセキュリティー体制を構築できます。
(4)クラウドストレージの場合、社外でも自宅でも、社外にあるIT会社にデータにアクセスして仕事をすることができます。

社内の人間が情報を持ち出すリスク

(1)リモートデスクトップの場合には、自宅でパソコンを使っていても、社内のパソコンを使っています。
(2)したがって、自宅での印刷を禁止したり、USBでの情報の取り出しを禁止したりすることは容易です。
(3)逆に、クラウドストレージでは、これらを禁止することは難しいです。なお、これらの行為のログ(記録)をとることはできます。
(4)また、仮想デスクトップの場合には、自宅でパソコンを使っている感覚ですが、実際には、社内のパソコンを使っています。したがって、動作が遅くなることがあります。

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