【無線LAN】MACアドレスフィルター(無線LANの設定)
2023/07/30 更新
MACアドレス
(1)MACアドレス(Media Access Control address)は、ネットワークカード(パソコンやルータなどのネットワーク機器)に付いている番号です。
(2)正確ではないですが、パソコンや、スマホ等の、インターネットに接続する機械には、個別の番号(例えば、00:50:56:C0:00:08等の番号)が振られていています。
MACアドレスフィルター
(1)社内で無線LANを使ってインターネットに接続している場合、無線LANの設定で、登録したMACアドレスを持つパソコンやスマホでしか接続させない、という設定がができます。
(2)これが、無線LANのMACアドレスフィルターの設定です。
MACアドレスフィルターの効果
(1)MACアドレスフィルターは、ITに詳しい者には、無意味です。
無線ランとパソコンのデータをやり取りを傍受できれば、そのパソコンのパソコンのMACアドレスを解析することは可能です。したがって、MACアドレスフィルターの効果は低い、という評価もあります。
しかし、ITに詳しくない社員が私物パソコンを勝手に使うことを防止するのであれば効果的です。
(2)不正アクセスのケースでは、他社のWi-Fi(無線LAN)を乗っ取り、そこからアクセスするように仮装する手口が良く使われます。したがって、このような犯罪に使われるのを防止する施策として効果があります。
(4)ITに詳しくないを退職者がデータを盗むことが想定さえるケースでは、定期的にMACアドレスを管理することで、これを防止する施策として効果があります。
クラウドストレージの場合
(1)クラウドストレージを利用している場合は、MACアドレスフィルターは効果的ではありません。
(2)クラウドストレージの場合には、社外からでも、クラウドストレージ(内にあるデータ)にアクセスできてしまうからです。
MACアドレスフィルターを設定すると以外にめんどくさい
(1)パソコンを新調したとき等に、MACレスフィルターの設定をいじればよいのですが、逆言えば、半年に1回その作業をするとなると、慣れていないために1時間程度の時間がかかってしまいます。
(2)私見としては、効果の割にはかなり手間のかかる施策だったという印象でした。