Q 職務記述書とマニュアルを作って、仕事の範囲を明確にするメリットは何ですか。仕事の範囲はどうやって明確にすればよいですか。
2025/10/19 更新
職務範囲を明確にする
(1)以下の場合には、社員は、期待された仕事が何か分からず、何もすることができません。
〇(するべき)仕事について、理解できない。
〇(するべき)仕事について、目標、評価基準が無い。
〇仕事の内容、範囲がそもそも明確に決まっていない。
(2)仕事の内容、範囲について、会社と社員が合意するように、話し合うことが必要です。
未経験の採用
(1)未経験者の場合は、マニュアル等を用意しておくべでしょう。
(2)未経験者の場合には、会社側の期待も大きくなく、ミスマッチの可能性は低いともいえます。
経験者のミスマッチ
(1)経験者として採用された人が、周りとの協調性がなかったり、その仕事をする能力がなかったりする、というミスマッチもよくあります。
(2)社内で本当に必要とされる業務と、経験者の経験の一致を評価できるようにすることができます。
管理者であるのに、プレーヤー業務してしまう
(1)プレーヤーとして優秀な人材をマネージャーに抜擢する場合と、①やる気と、②能力の問題が生じます。
(2)仕事のやり方の手本を見せるべきとして、プレーヤーとして動いてしまう上司や、部下に全く任せない上司、部下の行動をいちいちチェックする上司もおります。
(3)「人に任せる」ことに不安を持ち、管理職としての①モチベーションも②能力も欠いている場合といえます。
(4)管理職として不向きであれば、一度、プレーヤーに戻すことも検討します。
職務記述書とマニュアルを作る
仕事の内容、範囲を明確にする方法としては以下の方法があります。
(1)職務記述書の作成
仕事の内容を記載した職務記述書を作ろうという話もあります。
(2)マニュアルの作成
マニュアルがあれば、するべき仕事が明確にできます。
もっとも、管理職の業務はマニュアル化できません。
(3)目標の設定や、評価基準の明示
目標の設定や、評価基準が不明確であれば、何に重点を置くべきか分かりません。
(4)メンター制度
不明点について、話を聞ける環境が必要です。