【不適切な質問】趣味、長所、短所は聞かなくてよい。
2024/08/11 更新
具体的な事実を聞く。
(1)採用面接の質問では、過去の具体的事実(経験)を聞くべきです。
(2)その人がどのように考えているか(主観的な意見)は聞くべきありません。
(3)面接でどんなことを言うのか、ではなく、どんな行動をする人なのか、が重要だからです。
将来の行動を述べてもらうことはできません。したがって、過去の具体的事実(経験)を聞くべきです。
参考
曽和利光「人材の適切な見極めと獲得を成功させる採用面接100の法則」30頁
長所、短所
(1)長所は言い換えれば短所となります。したがって、長所、短所を聞く意味はあまりありません。
(2)その人の特徴を聞くために、長所、短所を聞くこと大丈夫です。
(3)「◯◯にこだわる人は会社に会わない。」等の企業文化とのフィットする場合を除いては、不要な質問になるでしょう。
参考
曽和利光「人材の適切な見極めと獲得を成功させる採用面接100の法則」32頁
趣味、好きなこと
(1)仕事では、必ず、嫌なこと、苦手なことが出てきます。好きなことを続ける能力よりも、嫌なことに取り組む能力の方が大切です。
(2)趣味、好きなことは聞かなくてよいでしょう。
参考
曽和利光「人材の適切な見極めと獲得を成功させる採用面接100の法則」32頁
自己アピール
(1)「自己アピールをして下さい。」と質問すれば、自分の長所、短所、趣味等について答えてくれるかもしれません。また、経歴等をまとめて自分が何をしてくれたのか、を答えてくれるかもしれません。
(2)「自己アピールは何ですか。」は、抽象的過ぎるために、よい聞き方ではありません。
参考
曽和利光「人材の適切な見極めと獲得を成功させる採用面接100の法則」32頁