Q 社員の成長曲線において、新人社員が2つの目の壁にぶちあたります。二つの壁とは何ですか。
2025/12/21 更新
新人教育の2つの壁
(1)新人教育には、2つの壁があります。
(2)一つは、初心者の壁です。初心者は、「何を聞けばよいのか。」も分かっていません。したがって、何に注意をすればよいのか分からないためにミスをします。
(3)2つは、自信過剰の壁です。慣れてきたときに、自信過剰のよるミスをします。
自信過剰の壁
(1)初心者から熟練度があがるとミスが減ります。
(2)しかし、経験を積んでくると、自己認識が甘くなりミスが増えます。
(3)自己認識とは、自分の能力や自分の性格などについて、他人からどのように思われているかを把握する能力です。自己認識が低いと、自分の力量に気がつけず、ミスを発生させます。

仕事を覚えた社員
(1)初心者は、経験もなくミスもします。初心者は、「何を聞けばよいのか。」も分かっていません。したがって、何に注意をすればよいのか分からないためにミスをします。
(2)初心者は、その後にミスが減っていきます。
(3)その後に、 慣れてきたときに、自信過剰のよる ミスが増える時期が来ます。
この時期の社員の特徴
1 社員のモチベーション
(1)入社したての社員は、モチベーションが高い段階です。
仕事そのものはできませんが、自分なら仕事が覚えられると楽観視しています。
(2)失敗を経験すれば、仕事が簡単ではないことに気が付きます。
失敗することで、仕事へのモチベーションが下がります。
2 大きな失敗
(1)実は、この間の時期が、意欲も高く、能力が経験が不足する時期なので、大きな失敗をすることになります。
(2)監督せずに放置すると、本当に大きな失敗をすることになります。
ケン・ブランチャードほか「新1分間リーダーシップ」55頁ほか。
参考
ハーバード・ビジネス・レビュー2025年3月号74頁






