ご質問・ご相談などお気軽にお問い合わせください。

TEL 06-6773-9114

FAX 06-6773-9115

受付時間 : 平日10:00 ~18:00 土日祝除く

メールでの
お問い合わせ

弁護士業務の流れ

【ウェブ集客】ウェブ集客

2024/02/18 更新

ウェブ集客は難しい

1  競業が多い

(1)例えば、日本の自動車メーカーは14社です。
(2)いち弁護士は、いち事業主です。何万人と競争する必要があります。

2 ウェブ集客王者の存在

(1) ベリーベスト、アディーレというウェブ集客王者が存在します。同社らがウェブ集客について徹底的に研究しています。
(2) 同社らが手掛けている分野はレッドオーシャンで、逆に、同社らが手掛けていない分野は、ウェブ集客では上手く行かない分野という状態です。

(3)結論として、ウェブ集客は難しい、といえます。

ウェブ集客のビジネスモデル

(1) 交通事故系の法律事務所など、ウェブ集客型の成功モデルは存在します。
(2) しかし、ウェブ集客のビジネスモデアル(のアイデア)は、ネットで検索でき容易に解析ができます。
(3) ウェブ集客のビジネスモデアルでは、顧客の流入をコントロールすることが難しく、失敗するか、大規模事務所(弁護士10名前後の規模)化するかどちらかです。
 大規模事務所(弁護士10名前後の規模)の売上を逆算してみましょう。弁護士1名で、2000万円の売り上げをあげるとして、総売り上げは2憶程度、広告費が3割かかるとすると、広告費1億を加えると合計3億です。
 この場合の月の経費は、約3000万円程度となります。
(4)ウェブ集客のビジネスモデアルは、コピーされるという意味で差別化要素は少ないです。競争が激しくなったとき、差別化要素は、「人」しかありません。
 昨今は、グローバル化が進み、全ての企業は同程度の素材を仕入れることができ、製造方法(情報)も同じものを手に入れることができます。本来は、商品コンセプトで勝負をするところです。しかし、ウェブ集客ではこれができません。
(5) ウェブ集客モデルでは、最終的には、「人」以外で勝負ができません。
(6)大規模化してしまうと、巨大な経費が発生します。コストカット(人員整理)は容易ではありません。経営方針の変更も容易ではありません。何ら、差別化要素が見つけられない場合には、「人員の人件費をぎりぎりまで削って、広告費を増やす。」「業務を効率化させて、広告費を増やす。」という方向に働きます。

これからのウェブ集客

 「人」に差別化要素を求めるとして、今後のウェブ集客はどんな方法があるでしょうか。

1 弁護士の経歴

(1)ビジネスモデルでの差別化が難しいのであれば、弁護士個人で差別化をする必要があります。
(2)「幼稚園で管理職をしていました。幼稚園のトラブルに精通しています。」「もとSEです。システム開発には強いです。」という、弁護士の経歴そのもので勝負することが考えられます。
(2)積極的に多様な人材を確保していく戦術です。

2 ブランディング

(1)弁護士事務所のブランディングで勝負する戦略です。「本を出す。」「事務所のHPで多数の記事を書いて、その分野で詳しいということをアピールする。」戦略です。
(2)専門特化という選択肢もありますが、単なる専門特化型では勝てません。「その分野で強いこと」と「その強さをアピールできること」つまり、ブランディングの能力が不可欠になります。

3 コンテンツマーケティング型

(1)こつこつ、弁護士が記事を書く、コンテンツマーケティングをすることが考えられます。
(2)書かれた記事はずっと、営業をし続けてくれます。ウェブ集客とは違ってコスパ最高です。
(3)現場で働く弁護士が、経験について記事を書くのはタイムマネージメントの観点で難易度はかなり高いです。それだけに、マネできない強みです。
(4)記事の内容も、ウェブ業者が作るものと質が違うので、差別化要素にあふれます。1日1個の記事を書けるのであれば、ネット王者とも戦えるかもしれません。

「弁護士業務の流れ」トップに戻る

Contact.お問い合わせ

    ※個人情報の取り扱いについては、プライバシーポリシーをご覧ください。