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弁護士業務の流れ

【ウェブ集客】ネット王者の登場で売り上げは減ったか。

2024/02/18 更新

ネット系の大手事務所の存在

(1) ベリーベスト、アディーレというネット系の大手事務所が存在します。同社らがウェブ集客について徹底的に研究しています。
(2) 同社らが手掛けている分野はレッドオーシャンで、逆に、同社らが手掛けていない分野は、ウェブ集客では上手く行かない分野という状態です。
(3)ネット系の大手事務所の登場で、ウェブ集客の難易度はかなり上がりました。

口コミ系弁護士の肌感

(1)口コミ系弁護士の肌感としては、ネット系の大手事務所の登場で仕事が増えました。

(2)一方に弁護士が付くことで、もう一方に弁護士が必要になります。

(3)相手方が、ネット大手事務所の弁護士という案件が増えましたが、案件は減るどころが増えたように感じます。

(4)ネット集客は、「B to C 」取引ですから、個人のお客さんしか集められません。
 弊所では、労務問題も専門的に取り扱っています。従業員(個人)の人権意識が高まり、仕事が増えました。

(5)コロナの影響で、テレビ会議で裁判をすることができ、訴訟対応も全国規模に広がりました。
 コロナがなければ、弊所は仕事がパンクしていたでしょう。仕事も一気に効率化されました。

(6)弁護士報酬もネット相場が形成されました。インターネット集客している法律事務所は、広告費用を回収するために値段が高めです。したがって、これとの比較で、リーズナブルと感じて頂ける範囲で、かつ、利益を出せる値段の弁護士費用を請求することがしやすくなりました。

ウェブ集客型の中堅事務所

1 ネット集客の影響

(1) 交通事故系の法律事務所など、ウェブ集客型の成功モデルが存在しました。
(2) ウェブ集客のビジネスモデアルでは、顧客の流入をコントロールすることが難しく、失敗するか、大規模事務所(弁護士10名前後の規模)化するかどちらかです。
(3)ネット広告の競争は激化しています。
 ウェブ集客型の中堅事務所(弁護士10名前後の規模)は、今後、経営が難しくなると思われます。

2 ウェブ集客型の中堅事務所(弁護士10名前後の規模)の経営

(1)ウェブ集客型の中堅事務所(弁護士10名前後の規模の売上を逆算してみましょう。弁護士1名で、2000万円の売り上げをあげるとして、総売り上げは2憶程度、広告費が3割かかるとすると、広告費1億を加えると合計3億です。
 この場合の月の経費は、約3000万円程度となります。
(2)ウェブ集客のビジネスモデアルは、インターネット上で丸裸です。コピーされるという意味で差別化要素は少ないです。競争が激しくなったとき、差別化要素は、「人」しかありません。
 昨今は、グローバル化が進み、全ての企業は同程度の素材を仕入れることができ、製造方法(情報)も同じものを手に入れることができます。本来は、商品コンセプトで勝負をするところです。しかし、ウェブ集客ではこれができません。
(3) ウェブ集客モデルでは、最終的には「人」以外で勝負ができません。
(4)大規模化してしまうと、巨大な経費が発生します。コストカット(人員整理)は容易ではありません。経営方針の変更も容易ではありません。何ら、差別化要素が見つけられない場合には、「人員の人件費をぎりぎりまで削って、広告費を増やす。」「業務を効率化させて、広告費を増やす。」という方向に働きます。

3 ブランディング化

 ウェブ集客型の中堅事務所(弁護士10名前後の規模)では、今後、淘汰が始まると予想します。

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