ご質問・ご相談などお気軽にお問い合わせください。

TEL 06-6773-9114

FAX 06-6773-9115

受付時間 : 平日10:00 ~18:00 土日祝除く

メールでの
お問い合わせ

弁護士業務の流れ

裁判の期日後のタスク

2023/03/23 更新

裁判の期日後の作業

 裁判の期日後の作業としては、以下のような業務があります。

スケジュールの入力

(1)次回期日の予定について入力ミスをすると大変なことになります。
(2)期日が終わったら、その場所でパソコンを開けて、グーグルカレンダーで日程を入れましょう。
(3)遠方の場合には、移動時間も計算に入れて予定を記入します。
   遠方の場合には、裁判所名も記載します。
   調停の場合には、拘束時間が長いので、調停手続と記載します。

入力例
 令和5年4月2日11時~ 山田氏の訴訟 奈良地裁(出頭)

裁判期日のメモの作成

(1)裁判期日で話した内容についてメモを作ります。

(2)社内メモなので、簡潔な内容にします。

 文書名
  040311 【期日】  期日メモ

 内容

  令和4年3月11日の期日

  1 期日の内容
    原告が反論することになった。

  2 裁判所の指摘
    裁判所としては、●●については〇〇と考えているとの指摘があった。

  3 次回期日
   〇月〇日〇時 

依頼者のための報告メールの作成

(1)裁判期日のメモだけでは、意味が伝わりにくいために、依頼者用のメールを作ります。

〇〇様

いつもお世話になっております。
弁護士の井上です。

1 本日の期日
 本日(令和4年3月11日)の期日について報告します。
 
2 A様の宿題
 今回、B様側が書面を出したので、次回期日までにAさんが書面を出すことになりました。

3 B様の宿題
 裁判所からは、●●という部分のより詳しい文書を出してほしい、と指摘されました。

2 次回期日
 〇月〇日〇時 
 〇〇様の出席は不要です。

(2)後日見返すことを考えて、「本日」の記載には日付を明記します。

(3)出席の要否は大切な情報です。仮に出席が必要な場合には持ち物を明記します。

依頼者のための報告メールの作成と説明文書

(1)依頼者は、裁判手続についての知識があるわけではありません。

(2)弊所では、依頼者のために、「裁判手続についての説明文書」を用意しております。

(3)メールに説明文書を添付します。

書面の作成の準備

(1)裁判の期日の後、次の日までに書面作成のための具体的な手順を来まてしまいます。そうしないと、タスクもれが発生します。
(2)書類作成は一週間ほどで作成してしまいましょう。
(3)期限ぎりぎりに書面を作成してもよい書面はできません。また、期日直後に書面を作成すれば記録を読み返す手間も要りません。
(4)直ぐに依頼者に連絡して、書面の作成の準備をしましょう。
 中村 直人 、 山田 和彦「弁護士になった『その先』のこと。」55頁でも、書面は期日後1週間以内に書くことが推奨されています。

〇〇様

いつもお世話になっております。
弁護士の井上です。

1 反論の作成
 添付のBさんの書面の反論を作成します。

2 B様へのお願い
(1)添付のBさんの書面に赤字で囲った部分について、事実どうであったか教えて下さい。
(2)添付の口座の出金ですが、何に使ったか教えて下さい。
 
3 今後
 反論の作成のために、打ち合わせをさせて頂きたいと思います。
 ご準備もあると思いますので、一週間後にアポ設定のために連絡させて頂きます。

「弁護士業務の流れ」トップに戻る

Contact.お問い合わせ

    ※個人情報の取り扱いについては、プライバシーポリシーをご覧ください。