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弁護士業務の流れ

【専門特化】専門特化のメリット、専門特化する方法

2024/02/18 更新

専門特化のメリット

(1)専門特化するメリットは、何でしょうか。

(2)なお、私は、デジタコを読める、という特技をもっています。法律家として、デジタコ(証拠)をもとに、裁判官に伝わる文章が書ける、という能力です。デジタコが読めないと、労働時間がぐっと長くなります。これは、他人に負けない、特技です。

価格交渉

(1)「この分野で、自分以上に詳しい人がいない。」となれば、自由に価格交渉ができます。

(2)競業他社がいれば、価格競争になります。

(3)逆に、競争相手がいなければ、自由に価格の設定ができます。

究極の業務効率化

(1)業務効率化の究極は、仕事を無くすことです。

(2)いろいろな仕事を調べながらやっていては、時間がかかります。専門分野ばかりの仕事であれば、書面を書くにも、前の書面をそのまま使えます。

(3)作業効率が、3分の1、それ以下になります。

最先端の情報発信

(1)自分がその分野の最先端となれば、最新判例をチェックしたり、業界雑誌をチェックしたりできます。

(2)ウェブ記事を書いていけば、ブランディング戦略も可能です。

(3)特化する分野を絞らなければ、ブランディング戦略もできません。

専門特化の道

(1)実は、私の専門特化の方法としては、「①真面目に仕事をしてきた。」「②真面目に勉強してきた。」「③営業をしてこなかった。」というのが本音です。

(2)「②真面目に勉強してきた。」については、毎日の仕事で手いっぱいになりがちなところ、業界雑誌を読んだり、勉強会で出たりをしていました。これによって、仕事で手いっぱいな弁護士(他の弁護士)よりも、気になった分野にいては、いろいろ聞いて調べることができました。

 そのうえで、「①まじめに仕事をしていた。」こともあって、仕事が増えていきました。仕事の仕方が少し違うだけだとお思いますが、依頼者にはとってはその差が、依頼するうえでのポイントだったのだと思います。

(3)「③営業をしてこなかった。」こともあって、他の仕事は断ることができ、自然と専門分野が増えました。

①専門分野を決めて宣言しよう。

(1)専門家になる方法は「専門家だと名乗ること」と言われます。

(2)交流会に出て、「契約書の作成が専門です。」という形で一本にしぼって、名刺を配りまくった弁護士もいるそうです。

②専門分野を決めて勉強しよう。

(1)私の場合には、労働法を専門にしようと考えて、労働法の雑誌、判例タイムズ、労働法の勉強会にずっと参加してきました。

(2)自分の勉強のまとめを兼ねて、ヒアリングシート、チェックシート、お客様への説明文書、業務のマニュアル等を作っていました。

(3)最近では、勉強のまとめノートを作り代わりに、ウェブで記事を書いています。

③採算を管理しよう。

(1)専門分野は、利益率の高い仕事です。自分のしている仕事についてどの仕事が利益率が高いのか、把握することが必要です。

(2)私は、1時間1万円の売り上げを目指しています。

 弁護士の所得が1200万円だとして、事務所の売り上げは、その倍の2400万円が必要です。そうすると、毎月200万円の売り上げが必要です。1か月に、200時間働く(月170時間として、30時間の残業)として、事務所として、1時間1万円の売り上げが必要だからです。

 契約書の作成が終わった段階で、何時間かかった計算して、採算を計算します。

 訴訟であれば、何か月かかかった計算します。その月数×3時間/月で、おおよその労働時間を計算します。2か月に一度、書面を書く。その書面を書くの半日かかるという意味です。 

(3)2か月間ほど、記録をとってみれば、自分の仕事率は見える化できます。

④人格を高めよう。

1 公益活動で幹事をする

(1)人に好かれなければ、仕事は増えません。

(2)今日する行動は変えれます。行動が積み重なれば、習慣が変わります。習慣が変われば人格が運命が変わります。

(3)人格を高めるべく行動をしましょう。お薦めは、①公益活動で役職を務める。②国選を頑張るです。

(4)私の場合には、勉強会の幹事をやっています。幹事をやっていると、他人のために尽くせる人、本業で経済的な余裕を持ち、公益活動にも時間を割ける人と仲良くなれます。

(5)委員会に出席するだけ、若手の弁護士の勉強会に参加するだけは許されません。それは時間の無駄です。「幹事」をやることが大切です。他人のために役割を果たすことがあってこそ、先輩弁護士から仕事の紹介を受けたりできます。
 弁護士は経営者であり、会社のメンバーに対して、稼ぐ(生活を守る)義務あります。したがって、趣味で参加するのは許されないのではないでしょうか。

(6)弁護士5年目に入って、国選はお金にならないから辞める弁護士も、私は尊敬できません。もちろん、国選以外の公益活動をしている弁護士は別です。

2 公益活動と本業のバランスをとる。

(1)弁護士は経営者であり、会社のメンバーに対して、稼ぐ(生活を守る)義務あります。公益活動ばかりやるのも違うと思います。そこで、どの分野の公益活動をするのか、決めることも大切です。

(2)弁護士5年目に入って、「国選は儲からなん。」と言いながら、その仕事に一生懸命になれる弁護士は、やはり、かっこいいです。

3 できる弁護士の仕事流儀をパクる

(1)尊敬できる弁護士に出会ったら、一つだけ仕事の流儀を聞きましょう。例えば、「専門雑誌を毎月読んで勉強する。」「尋問をやったあとは、尋問調書を読み込んで自分だけの勉強会をする。」等のこだわりがあるはずです。

(2)全部聞いても実行できません。聞くのは、1つだけでよいのです。

(3)自分のマイルールとして、そこに加えます。一つ一つ実行できれば、行動を変えれます。行動が変われば、人格が変わります。

⑤自分を発信しよう。

(1)自分(の仕事)を発信する必要があります。

(2)交流会に行くのもよいでしょう。

(3)自分の好きな勉強会を決めて、そこに参加し続けるのもよいでしょう。

(4)SNSや、ウェブ記事を書くのもよいでしょう。

(5)結局、外部との接点がなければ仕事が増えません。

⑥事務所ルールを作ろう

(1)口コミで集客をしていば、噂が噂を呼び、仕事は少しずつ増えていきます。

(2)自分だけでさばけませんので、人を雇って、事務所のルールを決めていく必要があります。

(3)採算を管理していなければ、怖くて人を雇えません。

(4)新人弁護士の採用コストもあるので、前述した「1時間1万円の売り上げを目指す。」という目標をずらすと、仕事のクオリティーを保つのは難しいです。

(5)人を育てるのは、簡単ではありません。このびながらやっていきましょう。

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