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弁護士業務の流れ

やってみせ、やらせてみて、コメントする

2025/03/10 更新

1 学びの本質

(1)成長(学び)の本質は、①「理想的な行動」を繰り返し、②それが無意識にできるようになることです。

(2)車の運転も最初は苦労しますが、簡単にできるようになります。例えば、曲がる動作は、「前方を確認する。」「再度ミラーを確認する。」「ハンドルをゆっくり回す。」と分かられます。

 初心者は、それを一つ一つ確認しながら、これを実行していきます。

 ベテランになれば、無意識にそれらの行為をすることができます。

2 やってみせる

(1)「理想的な仕事」をレクチャーすることが必要です。

(2)まずは、「理想的な仕事」を解説しながら、見せましょう。

(3)何がポイントなのかを説明しながら、手本を見せましょう。

(4)テンプレートなど、新人社員が(仕事の)完成形をイメージできるものを用意してあげましょう。

3 何度もやらせる

(1)学習とは、繰り返しその行為をすることで取得するものです。

(2)新入社員が戸惑ってしまっては、スタートを切れません。

(3)指導担当者の前で何度か、やらせることが大切です。
 「自分で複数しておいて」では、上手く行きません。

4 正しい行為を意識させる

(1)学習とは、正しい行為を無意識にできるようになることです。

 正しい行為を意識して繰り返すことで、自然とできるようになります。

(2)まず、新入社員に、ポイントを口に出してもらいながらやらせるのも、正しい行為を意識させる方法です。
 また、このときに、理想的な行動を取るべき動機づけを行います。。

(4)仕事が終わった後に、一緒にチェックしながらコメントすることも、正しい行為を意識させる方法です。

5 ほめる

(1)人は褒められた行動を繰り返します。ほめることで、繰り返す動機を与えます。

(2)コメントをしたことで、新人社員は自分の仕事が否定されていると感じているかもしれません。
 しっかりと「ほめる。」ことが出来なければ、信頼関係が破綻することがありえます。

参考

 JMAM 基本能力研究会「新人指導の教科書」58頁以下

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