契約書の作成業務と、委任契約書

「契約書の作成」と、委任契約書（見積もり）

（１）契約書の作成は、お客様が想像する契約書と、弁護士が作成しようとする契約書のイメージが一致しにくいものの一つです。

（２）何十頁もある契約書もあれば、A４で１枚の契約書もあります。何を作るのかしっかり打合せしないと、大変なことになります。

お客様がイメージする契約書のサンプル

（１）お客様から、「契約書の作成」の依頼を受けたときには、お客様にサンプルとなりそうな契約書をインターネットで探してもらいましょう。

（２）これによって、作成すべき契約書のページ数が明確になります。

契約書の作成業務と、実際の弁護士業務

（１）お客様が「契約書の作成」という依頼をしてくる場合には、以下のケースがあります。

　契約書をいちから考えて作らないといけないケース。

　契約書のテンプレを多少いじる程度で作れるもの。

　お客様が相手との交渉している途中の契約書を何度もチェックするもの

（２）まず、納品した契約書について何度も手直しをさせられると、業務量が無限に増えます。

　そこで、契約書を後日訂正する場合には、無料とするのは３回程度であることを明記しておきましょう。

（４）次に、お客様が相手との契約内容を交渉しており、その契約書について何度もチェックさせられるときもあります。この場合には、裏方から交渉をサポートする必要があり、膨大な時間がかかります。

　このよなケースでは、１ヶ月３万円程度の相談料で、毎月◯円とする、等の交渉サポート（相談料）を別途約束しておく必要があります。

委任契約書（契約書の作成）の例

１　委任事項の記載

　〇ヒアリングして、契約書の雛形を作成します。
　〇納品後の訂正を無料で行うのは３回までとします。

２　委任契約までの打合せ

（１）お客様から、「契約書の作成」の依頼を受けたときには、お客様にサンプルとなりそうな契約書をもらっておき、お客様とのイメージのズレを極力減らすことが必要です。

（２）お客様には、「３万円～５万円です。」と説明しておき、見積もり提案時には、契約書の案も一緒に送ることが多いです。結局、これがないとお互いのイメージのすり合わせが難しいからです。