Q リモートワークのデメリットは何ですか。
2025/09/10 更新
リモートワーク(在宅勤務)
(1)社員を出社させずに、自宅で仕事させることを、テレワーク、リモートワークといいます。
(2)リモートワークのデメリットは以下のとおりです。
リモートワークのデメリット
新人には不向き(デメリット)
周りに聞くことができません。新人にはリモートワークは向きません。
コラボレーションができない
様々な専門家が一緒に仕事をするにはコミュニケーションをとる必要があります。しかし、リモートワークでは、コミュニケーションに限界があります。
バーチャル会議の弊害
(1) 今までは、同僚と相談して解決している話までが会議の議題となってしまい、重要な議題を議論できなくなります。
(2) また、リモート会議の場合は、別の作業をして集中できない者も出てしまいます。
適正な人事評価ができない。
(1)職場での雰囲気をつかむことができない。
(2)個人の能力は評価できても、他人をどれだけサポートしているか、といったチーム全体への貢献度を評価できなくなる。
企業文化の衰退
(1) 企業文化は、一緒に行動してこと根付くものです。
(2) 個人で行動していると、企業文化は育ちません。
責任感や、忠誠心の低下
(1)仕事の責任感や、企業への忠誠心は、チームとして一緒に仕事をして育つものです。
(3) 個人で行動していると、これらは育ちません。
孤独
従業員が孤独を感じる等のデメリットがあります。
デメリットがない場合
(1)例えば、週に1日、社員全員が同じ日にリモートワークをしても、他の日に交流が図れるのであれば問題は少ないでしょう。
また、ベテラン社員が子育てでリモートワークを選んでも、周りがサポートをするのであれば問題は少ないかもしれません。
リモートワークの活用の条件
(1) リモートワークについては、不都合があれば、出勤を命じることを明確に置くべきです。
(2) 不都合も多く、在宅を認めるべき正当理由がある場合に限って、認める制度とすべきです。
(3) 周りの協力も必要であり、優秀なリーダーがいるチームでなければ、リモートワークの活用は難しいです。
参考
ハーバード・ビジネス・レユー2025年10月号8頁以下