【マニュアル作成】マニュアル作成と仕組み化
2024/01/27 更新
マニュアルの作成と仕組み化
(1)行動指針やルールを整備することは、社員に安全地帯を用意することに繋がります。社員に対し「個々に判断してもよい。」「個々に判断してよい。」と伝えることが出来ます(心理的安全性)。
(2)マニュアルがあれば、誰でも同じことができます。普通の人が集まっても結果が出せる組織を作ることができます。(脱属人化)。
(3)①良い人を採用する仕組みと、②「誰が何をするのか。」を明確にするマニュアルがあれば、事業規模を一気に拡大できます。(エンパワーメント)。
(4)マニュアルの作成は、社員教育のツールとなります。次のボジションの仕事を明確化することで、社員の成長を助けることもできます(社員教育)。
(5)業務プロセスを見える化することで、無駄の発見、標準化、効率化するきっかけになります。
(6)個人の経験をさせて、マニュアル(ノウハウ)を改善する仕組みが必要です。
マニュアルの改善を通じて、個々のメンバー経験を、組織で共有する仕組みをを作ることが出来ます。これこそが、「組織として学習する仕組み」といえます。(チーム学習)
仕組み化
(1)あらゆる業務のマニュアル化が必要です。
営業(マーケティング)、現場作業、バックオフィス(会計)、マネージメント、採用を仕組み化(ルール化)できれば、組織をスケール化することも可能になります。
参考
Gino Wickman「TRACTION トラクション ビジネスの手綱を握り直す 中小企業のシンプルイノベーション」175頁以下
(2)会話のマニュアルも必要です。
社員と取引先の台本、部下と上司の台本等具体的な会話の台本をも用意しましょう。会話には無限のバリエーションがあるように思えるかもしれませんが、実際には5パターンぐらいあれば、必要な会話のパターンをほとんど網羅できる可能性があります。
(3)会社の業務の2割のマニュアル化を目指しましょう。
ある会社の8割の売上は、2割の取引先の売上で構成されていている。逆に、8割の取引先との売上は、全体の2割程度しか貢献していないという事象をパレートの法則といいます。
会社の業務についても、2割をマニュアル化できれば、業務全体の8割についてマニュアル化が可能です。
参考
Gino Wickman「TRACTION トラクション ビジネスの手綱を握り直す 中小企業のシンプルイノベーション」177頁以下