【印鑑の基礎知識】会社の印鑑(実印、銀行員、角印、ゴム印)
2024/09/23 更新
会社の印鑑
(1)会社の印鑑については、以下のような名称があります。
(2)法人印鑑 3点セットとは、丸印、小さい丸印、角印の3つをいいます。
(3)丸印は、実印の登録をして実印として使います。
小さい丸印は、銀行印として登録して銀行印として使います。
角印は、認め印として使います。
丸印(実印)
(1)法務局で実印として登録されている会社の印鑑を実印といいます。
(なお、個人の印鑑は市役所で登録します。)
(2)丸印とも呼ばれることがあります。
(3)丸印である必要はありませんが、丸印を印鑑証明の登録に使うことが多いです。
(4)契約書等に押す印鑑は、実印です。
(5)弁護士業務で会社の印鑑が必要になったときには、この実印のことを意味します。
裁判所に委任状を提出するさいに、印鑑証明書まで添付しませんので、丸印であれば問題ないのが実情です。
銀行印
(1)銀行で、銀行印として登録されている印鑑を実印といいます。
(2)会社の印鑑の場合には、実印とは別の印鑑を用意するのが通常です。
丸印を銀行印にすることが多いです。
実印より一回り小さな印鑑を使用することが多いです。
(3)銀行印は、銀行業務だけに使い、他には使用しません。金庫で保管するのが通常です。
角印
(1)会社の印鑑のうち四角い印鑑をいいます。
(2)請求書や領収書に押す印鑑として利用します。
(3)社員が自由に使えるスペースで保管して、社員がある程度フランクに使うことを予定している印鑑です。
(4)角印は、個人の認め印のような使われ方をします。
ゴム印
(1)ゴム印とは、会社の所在地、名称、代表者の名前を記載した印鑑です。
(2)会社の場合には、手書きで、「会社の所在地、名称、代表者の名前」を記載することはほとんどありません。
全て手書きするのは、大変なのでゴム印を利用するのが通常です
(3)弁護士業務で会社の名前を記載する必要になったときも、手書きする必要はなく、ゴム印等で記載してもらって問題ありません。