【トラブルの仲裁】トラブルの仲裁方法(2)
2024/03/17 更新
チームの絆を強くすこと
(1)心理的安全性の構築には、「この人に任せておけば大丈夫」という信頼関係(認知的信頼)と、「この人は私を裏切らない。私が困ったら助けてくれる。」という信頼関係(感情的信頼)を構築する必要があります。
(2)人間関係のトラブルの解決は、マネジャーの仕事です。
(3) メンバー間でトラブルがあれば、積極的に解決していきましょう
本音をぶつける仲裁方法
1 「直してほしいこと、やってほしいこと。」具体的な行動を聞く。
(1)大切なことは、相手方に直してほしい具体的な行動(新しい職場のルール)としてヒアリングすることです(パティ・マッコード (著)、櫻井祐子 (訳)、NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く68頁以下)。
(2)「直してほしいほしいこと、やってほしいこと」(フィードバック)は、人格ではなく、行動に向けられなければならない。
× 「短気なところは直してほしい。」では何をすればよいのか分かりません。
フィードバックは具体的でなければなりません。
× 「もっと頑張ってほしい。」では伝わりません
(3)「〇〇」と言われて傷付いた、という自分の気持ちを伝えるのはもちろんOKです。
2 本音をぶつけさせる。
「両名を一緒に呼んでAさんの要望を直接Aさんに話してもらい、Bさんの要望をBさんに話してもらいます。
3 ルールを決める。
(1) お互いの言い分をお互いが認識すれば、お互いの衝突が緩和されます。
(2)上司は、両者に対し、「お互いにどうすればよいとのかを思うか。」と質問して、建設的な話し合いに誘導します。
(3)お互いに決めたルールを、お互いが宣言して終了します。
参考
ピョートル・フェリークス・グジバ 「世界最高のチーム グーグル流『最少の人数』で『最大の成果』を生み出す方法 」67頁以下