【マネージメントの失敗】マネージメントの失敗
2023/11/05 更新
マネージメントの失敗したチーム
(1)マネージメントの失敗したチームは、以下の4つのパターンがあります。
(2)いずれも、メンバーの知見を活かせない、もしくは、一体感の欠く組織となってしまいます。
①依存型組織
(1)チームが一人のリーダーに依存します。
(2)メンバーは一人で何も決めれずに、リーダーからの回答を待ちます。
(3)リーダーの判断スピードが速ければ、組織として機能します。しかし、リーダーの判断が遅れれば組織全体が機能不全に陥ります。
(4)リーダーに負担が重くのしかかり、リーダーが潰れることもあります。
②「秘密会議」設置組織
(1)数名のリーダーが自分達だけで秘密会議を開き、組織の意思決定をします。
(2)メンバーは一人で何も決められずに、リーダーからの回答を待ちます。
(3)経営者の戦略が上手く行っていれば組織は成果を出しますが、その知見や能力を超える問題には対応できません。
③対立組織
(1)組織内に、対立する二人のリーダーがおり、二人のリーダーが足の引っ張り合いをします。
(2)メンバーは一人で何も決めれずに、リーダーからの回答を待ちます。
(3)組織内で競争させて成果を出す方法や、競合企業という共通の敵を作る等して組織を運営することもできます。しかし、組織内での対立ゆえの無駄な仕事が発生します。
④「全て反対」組織
(1)メンバーがリーダーの存在を認めず、メンバーが自分立ちの考え方(もしくは、既存の方法)で働こうとします。
(2)メンバーは変化を嫌い、ルーティンワーク以外の指示に拒否反応を示します。
(3)「何かをしようとしないが、やっているという。やっている」という振りだけする組織です。
参考
ハーバードビジネスレビュー2023年10月号76頁以下