【学習する組織】チーム学習の本質
2025/01/03 更新
チーム学習の本質
(1)チーム学習は、グループでコミュニケーションを取りながら、メンバーの意見を反映して学習し、チームが一つとなって目的を達成する能力です。
(2)チーム学習の本質について、①組織に属する個人の能力の複合体であるという考え方や、②法人そのものの能力という考え方です。加えて、③組織に属する個人が行っているルーチンの変更であるという考え方があります。
(3)チーム学習という観点で議論されるのは、個人の能力の向上ではなく、意識、無意識に関わりなく、組織内で行われている無意識の行動(ルーチン)の変更だと取られるのが妥当でしょう。
習慣と、行動の回数
(1)ルーチンとは習慣でもあります。
(2)習慣は、繰り返された行動であり、繰り返すことで無意識にもその行動を取るようになります。
(3)ルーチン(習慣)を変更するには、無意識にやってやっている行動を見える化することが必要です。
(4)次に、その行動を変更する動機を与えて、繰り返し行うことを監視する必要があります。
(5)また、その行動の成果を測定して、より適切な行動へと誘導することが必要です。
(6)組織内での個人の行動に差があれば、一番適切な行動を組織内での行動へと統一する必要があります。
参考
安藤史江 「ライブラリ 経営学コア・テキスト 5 コア・テキスト 組織学習」9頁以下
行動指針・マニュアルを作り、これを改善していくことが必要です。