会議の活性化(ダメな会議の3パターン)
2024/12/31 更新
ダメな会議の3パターン
(1)適切な議論ができているか。ダメな会議を、①おれおれ会議、②なかよし会議、③凡人会議に分けて対策を考えましょう。
(2)①おれおれ会議は、野心あふれるメンバーで構成されますが、政治的な駆け引きや、内部抗争にあけくれる会議です。
(2)②なかよし会議は、協調性を重んじるために、活発な議論をせずに結論を出す会議です。
(3)③凡人会議は、事実に基づかず、過去の成功への成功への執着や、思い込みで意思決定がされる会議です。
凡人会議は、競争も、強調も不十分である会議です。
①おれおれ会議の特徴
1 特徴
おれおれ会議は、競争を重視しすぎた「ダメ会議」です。
2 弊害
(1) 会議で、ライバルの悪口をいう者が出てくる。
(2)複数のメンバーで共有すべき情報を共有されない。
(3)複数のメンバーで話し合うべき問題を、会議以外の場で決めようとする
(4)組織の利益よりも個人の利益を追求する。
(5)会議で決定した事項についても、その実行に協力しようともしない。
②なかよし会議
1 特徴
なかよし会議は、協調を重視しすぎたパターンである。
2 弊害
(1)会議では、活発な議論がされません。
(2)出席者は、お互いの提案について無条件で同意し、十分議論されることなく意思決定がされます。
③凡人会議
(1)競争も、強調も不十分である会議です。
(2)メンバーは、野心もスキルもなく、他人とも協調としようとしません。
(3)凡人会議は、事実に基づかず、過去の成功への成功への執着や、思い込みで意思決定がされる会議です。
おれおれ会議の特徴の対策
(1) 特定の人物が問題であれば、その人物を排除することも検討します。
(2)チームとして、協調性の観点で「望ましい行動」「許容できる行動」」「許容できない行動」を明確に定義して、メンバーの行動を評価したり、フィードバックする仕組みが必要です。
なかよし会議の対策
(1)心理的安全性の基盤を作ることを重視しなければなりません。
(2)活発な意見がでるような工夫が必要です。
凡人会議の対策
(1)競争も、強調も不十分であると感じた場合にはどうすればよいのか。
(2)この場合には、ビジョンやパーパスからやり直すのが適切です。
(3)組織作り(メンバーの選定)から、やり直しが必要であるからです。
参考
ハーバードビジネスレビュー2024年12月34頁以下