Q プロジェクトの不確実性をコントロールするために、どんな方法がありますか。
2025/07/14 更新
プロジェクトの定義
(1)例えば、ルーティンワークは、毎回決まっている業務を行うことを言います。
(2)プロジエクトは、何らかの目的をもって、それ以外の業務を行う業務です。
プロジェクトの不確実性
(1)プロジェクトは、予想がつかないことが起きやすい。
(2)これを以下の方法によって、予見可能なものにしていくことができる。
①予想する前に、小さく試す
(1)予測が不可能であれば、小さく試してみて、その結果を踏まえて予測したほうが確実性が高まる。
(2)予想よりも、どうやれば、リスクなく試せるかを重視すべきである。
②身近な手法、簡単にできる手法を探す。
(1)自分だけでできる。数人でできる方法は無いかを考えます。
(2)まずは、簡単にできる方法を探します。
③損失を小さくする。
(1)うまく行かないことを前提に、損失を最小限にします。
(2)損失が出ても、次にチャレンジできるように、損失をコントロールします。
④他人への協力は最小限にする。
(1)できるだけ身内でできないか、検討します。
(2)お金も、人でもありません。できるだけ身近な人だけでできないか考えます。
⑤有志のみを参加させる。
(1)モチベーションを無理やりあげることはできません。
(2)喜んで参加してくれる人のみを参加させましょう。
⑤社会や、会社や、参加メンバーのメリットと結びつける
(1)プロジエクトを社会の課題に役立つと説明しましょう。
(2)プロジェクトの成功が、社会や、会社や、参加メンバーのメリットと結びつくことを説明することも大切です。
⑥期待を抑える。
(1)「今回のチャレンジはうまく行かないかもしれない。しかし、くじけずに何度もやる準備は出来てている。くじけずにやり続ければいずれ成功する。」という形で期待をコントロールします。
(2)うまく行かない場合に、モチベーションが下がらないように工夫が必要です。
以上を考慮のうえで、プロジェクトの不確実性をコントロールすることが有益です。
参考
ハーバードビジネスレビュー2025年8月号44頁以下