ご質問・ご相談などお気軽にお問い合わせください。

TEL 06-6773-9114

FAX 06-6773-9115

受付時間 : 平日10:00 ~18:00 土日祝除く

メールでの
お問い合わせ

組織開発

【アジャイル】OODAループ(オーダループ)

2023/07/24 更新

OODAループ(オーダループ)

(1)OODAループ(オーダループ)は、試行錯誤のプロセスの一つです。

(2)PDCAサイクルは、プラン(計画)→ドゥ(実行)→チェック(評価)→アクション(改善)のループを回します。

(3)これに対して、OODAループ(オーダループ)は、オブサーブ(観察)→オリエント(情勢判断)→ACT(行動)を回します。

(4)OODAループ(オーダループ)では、「プラン(計画)」の部分を省略し、現場が判断して改善活動を回していきます。

電撃戦の原則

(1)OODAループ(オーダループ)は、混乱する戦争の場での意思決定の戦略です。

(2)現場が個々に判断する能力を高めておきます。大きな方向性を定めて置きます。あとは、現場を信じて、その判断に委ねることで迅速が意思決定を可能にします。

アジャイル方式

 スピードを重視する上で、アジャイル方式と共通点も多く、OODAループ(オーダループ)は注目を集めている概念です。

OODAループ(オーダループ)の要件

 OODAループ(オーダループ)を実現するには、以下の事項がポイントになります。

相互の信頼

(1)経営者が現場を信頼し、逆に、現場が自分の判断で動いても、経営者がこれを尊重してくれるとの信頼関係が必要です。

(2)暗黙的で素早いコミュニケーションが前提になります。

現場の判断力の強化

 現場が正しい判断をする能力を高める必要があります。

情報の共有

 現場が正確な判断するために、必要な情報が迅速に共有されなければなりません。

ビジョン、行動指針

(1)社員が主体的に判断する前提として、どう考えればよいのか方向性を示す必要があります。

(2)社員にビジョンを共有します。

(3)ミドル層と、会社のあるべき未来について一緒に考えます。

(4)社員全員で、守るべきルールを決めます。

PDCAサイクルとの相互補完

(1)OODAループ(オーダループ)が。PDCAサイクルよりも優れているというわけではありません。

(2)全社にてノウハウ等を共有したり、全社的な方向をそろえる必要性もあるでしょう。そうだとすれば、事業契約による修正、マニュアルの作成によるノウハウの集約等、「計画」に値する業務を必要になり、相互に補完の関係に立ちます。

参考

 チェット リチャーズ (著)、原田 勉 (訳)「OODA LOOP(ウーダループ)」

「組織開発」トップに戻る

Contact.お問い合わせ

    ※個人情報の取り扱いについては、プライバシーポリシーをご覧ください。