【組織設計】職能別組織(機能別組織)と事業別組織
2024/01/09 更新
職能別組織(機能別組織)
(1)職能別組織(機能別組織)は、「営業」、「法務」、「製造」、「経理」と呼ばれる、職能・機能や業務内容ごとに部門を編成する組織をいいます。
事業別組織
(1)事業別組織は、サービス、商品ごとに、部門を編成する組織をいいます。
事業別組織のメリット
(1)事業別組織の方が、お客様のニーズに迅速に対応できます。
(2)事業別組織の方が統合されたチームとして活動するのが容易です。逆に言えれば、職能別組織(機能別組織)では、統合されたチームとして動かすには、特別な工夫が必要です。(マイケル デル (著)、 キャサリン フレッドマン (著)、吉川 明希 (訳)「デルの革命 ダイレクト戦略で産業を変える」94頁。
職能別組織(機能別組織)のメリット
(1)職能別組織(機能別組織)は、グループ全体の器具の納品を一つの部門で行うことができ、ダブりもなく、コストも下げられます。
(2)職能別組織(機能別組織)の方が、特化して高度な知識・経験を持つ専門的な組織を得られます。
(3)職能別組織(機能別組織)の方が、複数のサービス、商品のうち、本来力を入れる分野に、資源を分配するのも容易です。
と事業別組織
ハイブリットな組織
(1)一つの会社内に、職能別組織(機能別組織)と事業別組織のピラミッドを作り、Aさんは、職能別組織(機能別組織)のマネージャーであるが、事業別組織のプレーヤーであるというように、異なる組織に帰属させるというアイデアもあります。
(2)デルでも、二重の所属関係という組織を作っているようです。(マイケル デル (著)、 キャサリン フレッドマン (著)、吉川 明希 (訳)「デルの革命 ダイレクト戦略で産業を変える」105頁
参考
アンドリュー・S・グローブ 著、 小林薫 訳 「HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント」 頁 190頁以下