【データドリブン経営】データ分析と営業
2024/01/28 更新
デジタル化と営業
営業について、デジタル技術を応用するとなれば、以下のような使い方が考えられます。
顧客行動の分析と予想
顧客がA資料とB資料を請求しているので、3番の商品をお勧めした方が良い、もしくは、この種類の顧客にアプローチした方が良い等の顧客の分析が可能です。(ハーバードビジネスレビュー2023年1月号21頁、ハーバードビジネスレビュー2023年1月号41頁)。
自動化
顧客が〇〇という行動をすれば、××するとういう形で一定の自動化も考えられます。(ハーバードビジネスレビュー2023年1月号34頁)。
情報の集約
(1)デジタル化によって、個人のノウハウを共有することが容易になります。
(2)例えば、ある社員の営業の成功例を、別の社員が検索することが可能にしておきます。
(3)上手く行ったノウハウはマニュアル化して共有することできます。(標準化)。
参考
ハーバードビジネスレビュー2023年1月号33頁
外れ値の分析
(1)商品Aの販売量が異常値(外れ値)だった場合に、顧客に直接聞いてみれば思わぬ発見をすることができます。
(2)交通誘導員向けに作った防寒ウェアが異常に売れて、その原因を調べると、バイクユーザーが購入していることが分かった。これをきっかけに、作業服を取り扱っていたワークマンが、アウトドアウェアの市場を見つけた例があります。(土屋哲雄「ワークマン式「しない経営」 4000億円の空白市場を切り拓いた秘密」77頁)。
データ収集のポイント
(1)顧客のセグメント化し、顧客の行動を類型化して、データ入力しやすい形にします。
(2)仮に類型化せずに、データ化しても、一覧性がなく分析ができません。
(3)どのような要素をどのようにデータ化していくかは、一人一人の顧客から細かく話を聞いてサンプルを20個集めます。
これを、「①どのような顧客が、②どのようなニーズを持って、③どのような行動をとるのか、について「(ア)(入力すべき)データを手に入れやすいか、(イ)入力する際に、どの項目に入力すべきか判断しやすいか、(ウ)検索しやすいか、」を検討して収集する情報を決定していきます。
(4)収集するデータが増えると、現場に負担がかかります。データ分析で集めるデータも絞るのが鉄則です。