【企業文化の変革】企業文化に挑む(経営者がストーリーを語る)
2024/02/08 更新
企業変革とストーリー
(1)企業変革の際には、リーダーが企業変革の必要性・危機感や、そのビジョンをメンバーに使えることが必要です。
(2)有能なリーダーは、ストーリーを使って、これらを伝えてきました。
本音を語る
(1)リーダーは、自分をさらけ出して、本音を語らなければなりません。
(2)嘘の言葉は、社員は気づき、改革の本気度を疑うようになります。ストーリーは本音でなければなりません。
リーダーの個人的な体験を入れる
(1)リーダーが、本気であることを伝えるには、自分の個人的な体験を入れるのが有効です。
(2)変革においても、自社の強み(良い部分)にも目を向ける必要があります。
社員の感情に訴えかける。
(1)社員への感謝であったり、目標への情熱あったり、メンバーへの仲間意識であったり、喜び等の感情的な言葉を入れましょう。
(2)感情は伝染します。感情的な言葉を入れて、メンバーを動かしましょう。
芝居がかったやり方でもよい。
(1)「会社の業績回復の会議を開くためにホテルの予約をとった。しかし、コストカットの会議をするのにホテルの利用はまずいが、もはやキャンセル料がかかってしまう。そこで、食事はパンと水だけにした。さらに、V字回復を信じ、来年の祝賀会の予約をそのホテルでとった。」という、やや芝居がかった方法も有効です。
(2)例えば、アマゾンには、ドアで作ったデスクが世界中のオフィスに置かれています。創業間もないアマゾンで、机よりもドアの方が安かったので、ドアに足を付けて机にしました。アマゾンは、倹約の精神を伝えるために、このような机をおいています。
社員にもストーリーを語ってもらう
(1)改革は社員に電波してこそ、実現できます。社員にもストーリーを語ってもらうのは有効です。
(2)管理職に、適切なストーリーの募集をしてこれを集めて、社員に共有できる仕組みを作るのも有効です。
参考
ハーバードビジネスレビュー2024年2月号62頁