【組織開発】組織開発の方法(1)
2023/11/16 更新
組織開発
組織開発は、組織の風土を改善していく取り組みをいいます。
組織開発の流れ
(1)課題の見える化
↓
(2)本音の対話
↓
(3)共有ビジョンの作成
↓
(1)に戻る。
これを繰り返して、組織を変えていきます。
コアメンバーの選定
規模の大きな組織であれば、コアメンバーの選定を行います。
コアメンバーの要件
コアメンバーの要件は以下のとおりです。
(1)現状について問題意識を持っている人
(2)職場をよりよくしたいと思っている人
(3)他人を尊敬できる人、他人と協力することが大切だと思っている人
メンバー構成
メンバー構成は、会社の全体の縮図であることが必要です。
営業、技術者、新人等の会社を取り巻く社員の縮図となっていることが必要です。
コアメンバーの見つけ方
ワークショップ等で自由に発言させれば、自然に適正が見えてきます。
①課題の見える化
課題の見える化には、いろいろなやり方があります。そもそも、共有ビジョンの作成から先にやって、その後に課題を話し合う方法もあります。
また、課題だけでなく、強みも一緒に見える化する方法もあります。
(1)匿名投票
それぞれが、問題だと思っていることを匿名で記載して投票しこれを読み上げるという形で課題を明確にする方法もあります。
(2)アンケート調査
職場の状況についてアンケート調査を使い、この結果を踏まえて話し合う方法もあります。
(3)ぶっちゃけ会議
職場の良い点、改善点を話し合う方法です。
(4)サーベイ(社員意識調査)
サーベイは、社員の個人を対象とした調査ではなく、社員の意識の調査です。会社に対する社員の認識や、組織の社風、従業員エンゲージメント等がこれにあたります。
サーベイの結果を使って課題を話し合う方法もあります。
②本音の対話
(1)コアメンバーでお互いに気付いたことを話し合います。
(2)対話のルールに基づいて会話をすることが必要です。
③共有ビジョンの作成
(1)コアメンバーが一緒になって、会社のあるべき未来(5年以内の行動計画の作成)を一任します。もしくは一緒に作ります。
(2)各計画の進捗を測定するのに最な指標を設定します。
参考
森田 英一 「「どうせ変わらない」と多くの社員があきらめている 会社を変える「組織開発」」
組織開発の一例が分かりやすく記載されています。
中村和彦 、 松尾陽子「マンガでやさしくわかる組織開発」
組織開発の一例が分かりやすく記載されています。
中村和彦「「組織開発」を推進し、成果を上げる マネジャーによる職場づくり 理論と実践」104頁以下
対話型の組織開発の手法が説明されています。