【デジタル化】デジタルマインドと自律型組織(アジャイル)
2024/01/10 更新
デジタルマインド
(1)DXの成否は、現場の社員一人一人がデジタルの活用をやってみようと考えるデジタルマインドが必要です。
(2)しかし、新しいことが好きな人と、そうでない人でばらつきがでるのは、当然です。
(3)経営者としては、自律的に動けると期待するメンバーを選んで、DXのプロジェクトチームを作ることから始めましょう。
全社員向けの教育
(1)全社員が、DXについて勉強できる環境が必要です。
(2)ビジネスの全体像を把握する能力が必要であり、マーケティング、財務、デジタルサイエンス、目標管理を勉強できる環境が必要です。(全社員ではなく、ミドル社員を中心に勉強させてもよいかもしれません。)
(3)自社の強み(ビジョン)を理解せずに、変化を語れません。自社の強み(ビジョン)の理解が大切になります。
(4)他社のITの活用例、自社の成功例を勉強できる環境が必要です。
(5)全社員がAIの知識、ITの知識を持っている必要はありません。何が問題のか、課題に気が付く力が必要です。
DXのプロジェクトチーム
(1)経営陣は、挑戦的かつ具体的な目標を設定します。
(2)経営陣は、挑戦的な目標や大まかな戦略を示しますが、その具体的な方法はプロジェクトチームに任せます。
(3)経営陣は、プロジェクトチームを支援しますが、細かい関与しません。プロジェクトチームから「経営陣の助けを借りたい。」と言われれば、必要な支援を行います。
(4)プロジェクトチームにふさわしい最初の人材を選ぶまでが経営者の仕事です。
(5)さまざまな各部門のメンバーを一つの部屋で一つのプロジェクトを任せます。
(6)プロジェクトには、全社員が希望すれば参加できるようにします。
成功例の共有
(1)会社は、研修その他の方法で、社員が自分の専門以外の知識を勉強したり、社外での人脈・知識を習得したりすることを支援する制度を作ってこれを後押しします。
ノウハウの蓄積
(1)アジャイル方式で、プロジェクトを成功させたノウハウを会社全体で共有する仕組みが必要になります。
(2)プロジェクトを解散させて、キーパーソンを次のプロジェクトに参加させて、ノウハウを伝達させる等の方法がありえます。。
(3)自社のプロジェクトの成功事例を社員全員に対し共有するための報告会も必要です。
参考
ハーバードビジネスレビュー2022年10月号40頁
ハーバードビジネスレビュー2023年1月号16頁