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組織開発

【課題の発見】課題(改善点)の発見(仮説の立て方)

2024/01/28 更新

活発が議論(課題の発見)がない

(1)プロジエクトの運営会議では、改善点を見つけようと、活発な議論をすることが必要です。

(2)仮に、欠陥がそのまま見過ごされれば、当然、そのプロジエクトは破綻します。

課題と仮説

(1)企業の抱える課題とその解決策は、簡単には見えてきません。

(2)そこで、企業の〇〇という問題は、××をすれば改善できるのではないか、と仮説を立てることになります。

(3)仮説を立てる前には、まず、視野を広げなくてはなりません。なぜなら、自分の視野が狭くて、課題や、解決策に見落としがあるかもしれないからです。

ゼロベース思考

(1)ゼロベース思考は、既存概念を取り払ってより広い視点を持つことです。

(2)「保存容器を製造している会社」であれば、プラスチックの製造に特別なノウハウを持つことから、「プラスチックの加工技術を持つ会社」として広く捉えなすことから始めます。

ゼロベース思考 ①強みを中心に考える。技術を中心に考える。

「自社の強みは何か。」「その技術の強みをどんな言葉で言いかえれるか。」「その技術を使って何か作れないないか。」

 プラスチックの保存容器

   ↓

 「密封させる力」

 「型どおりに物を作る力」

 「プラスチックを自在に加工できる力」

ゼロベース思考 ②商品の機能、分類から考える。

「自社の商品は何か。」「それはどんな商品として分類されるか。」「どんな機能を持っているのか。」「どんな素材でできているのか。」

 プラスチックの保存容器

   ↓

 「プラスチックの製品(プラスチックを加工する技術」)

 「保存容器(密封させる力)」

ゼロベース思考 ③顧客から考える。

(1)顧客が、どんなニーズをもって、いつ、どこで、どのように商品を使うのか。既存概念を明確化する。

 「顧客は、なぜ御社の商品を買うのか。」

 「他社の商品ではなく、御社の商品を購入するのはなぜか。」

 「顧客は、どんなニーズを満たすためにその商品を使うのか。」

(2)「主婦が料理するために、保存容器を使っている。」「主婦が料理を保存するための商品を作っている。」という既存概念を明確化して、これを変化させる。

  「アウトドアで使いたい保存容器はあるか」(使う場面の変更)。

  「男性が料理するために使いたい、保存容器は作れるか。」(顧客の変更)。

  「食品を腐らせない」というニーズに答えるために、できることはないか。」(解決方法の変更)

  「主婦が家事をする時間が減っており、そのニーズが変化していないか。」「変化しているニーズを満たす商品を作れないか。」(ニーズの変更)

仮説思考

(1)時間を決めて、「具体的なアクションプラン(解決策・結論)」を列挙させます。

 例えば、10分間と決めて、解決策を出します。

 「アウトドアで使う保存容器を作る。」

 「男性が使いたい保存容器を作る」。

(2)結論を列挙させてから、理由を考えます。

  「最近は、アウトドアがブームであり、保存容器が売れる。」

ミーシー(MECE)を使って仮説を整理する

(1)ミーシー(mece)は、モレやダブがないかをチェックする考え方です。

  具体的には、「ミーシー(mece) フレームワーク 具体例」で検索すれば概念が紹介されています。

(2)例えば、ロジックツリーは以下のように使います。

  特徴として、似た概念を列挙し、これを束ねる上位概念をチェックすることで漏れを防ぎます。

仮説の検証する

(1)(仮説によって狙うべき)市場規模を算出する。

(2)仮説が会社のビジョンにあっているかを検証する。

(3)仮説がハリネズミの概念を満たしているかを検証する(ハリネズミの概念)。

(4)仮説が弾み車を満たしているかを検証する(弾み車)。

仮説の優先順位をつける。

 仮説に優先順位を付けます。

参考

(1)齋藤 嘉則 「新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術」

(2)ゼロベース思考と、仮説思考が紹介されています。

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