ポイント 自分の考えと、上司の指示が違うとき、とりあえず上司の指示に従いましょう。
2025/12/30 更新
自分の考えと、上司の指示が違うとき
(1)自分の考えと上司の指示(考え)が違うことがあるでしょう。
(2)冷静に考えれば、経験者の上司と、未熟な自分の考えでは、上司の判断が正しいことが多いでしょう。
(3)でも、納得できない。上司に質問してもよいでしょうか。
このレベルで、上司に質問すると、上司は毎回毎回、質問時間に時間が取られることになります。
(4)お勧めとしては、週に10分、上司に一つだけ質問することです。
一つであれば、上司も時間がとれます。その上司の回答で、上司の判断か正しいか、サンプリングチェックします。
(5)結論として、自分の考えと、上司の指示が違うとき、とりあえず上司の指示に従いましょう。
上司に「なぜ、〇〇するのか」聞きました、上司の説明では、いまいち納得できませんでした。
(3)経験則の説明は難しいものです。「マラソンの良さは、結局走った人にしか分かりません。」「なぜ、マラソンに走るのですか。」という質問をして、納得できる答えが返ってる来るわけではありません。「なるほど、経験不足でした。理解しました。」と回答し、本当の意味での納得は、後日するしかないです。
新人時代
(1)新人時代は、「守破離(しゅはり)」を意識してみましょう。
(2)最初の1年はいちばん苦しい時期です。不安やプレッシャーでへとへとです。こんなときこそ、先輩のアドバイスをそのまま聞ける、「素直」と「ストレス耐性」が問われます。
(3)いろいろな正解があるのも事実です。ある人のやり方がたまたま刺さると苦労もなく、突き進めます。しかし、そんなラッキーはめったにない。
守
(1)成功している先輩のやってることを、詳しく聞いて盗んで、そのままやってみましょう。
(2)経験者と未経験者では視点が違います。「何か、違うな。」と思っても、それは自分が間違っている可能性が高いです。
未経験者が「自分で判断できる。」「自分にあったやり方ではない。」「先輩が間違っている。」という視点がそもそも間違っています。それをやると失敗します。
(3)先輩に毎回質問する。これをやっても失敗します。
人は、他人の顔色をうかがうものです。質問の仕方を間違えると、「あなた(質問者)のやり方も正しいね。正解はないね。」となってしまいます。先輩だって忙しい。一つ一つ答えてもあげられません。
(4)先輩には、結論(どうすればよいか。)だけを聞いて、「なぜ〇〇すべきなのか。」は自分で考えなければなりません。
(5)これができないと地獄が待っています。先輩はやさしいだけではだめなんです。
破
(1)3年経験をすれば色々見てきます。
(2)この段階に入って、先輩のやり方について、「取り入れる部分」と「取り入れない部分」を判断してよい時期になります。
(3)先輩が間違っていることも多いですが、当然ながら、自分(未経験者)が間違っていることの方がもっと多いからです。
(4)自分のやり方を確立していく時期です。
離
(1)自分のやり方を確立していくのはここからです。
(2)10年たってやっと自分の道を探すことになります。






