Q 新人弁護士の文書作成については、どのように指導すべきでしょうか。
2026/01/16 更新
古典的な方法
(1)古典的な方法としては、「新人弁護士に書面を書く→指導担当が問題点を指摘する。→新人弁護士が再作成する。→指導担当が問題点を指摘する。」という方法です。
(2)指導実感としては、確かに、この方法は、新人弁護士の能力があがります。
(3)もっとも、何度もやり直しをする新人弁護士の精神的負担は大きく、指導担当も、フォローしなかがら教えるということもあり双方の心理的負担が大きいです。
(4)「指導担当と新人弁護士が何時間も残業する。」という現象が起きます。
少しライトに
(1)私の経験では、書面作成については、誤字チェックをずっとやっていた事務員さんも、書き方を覚えてくれて、だんだんと分かりやすい文書をかけるようになります。
(2)したがって、弊所では以下のようにしていました。
準備書面の作成の流れ
(1)準備書面のの作成前に、新人弁護士と一緒に打ち合わせする。(例えば、一緒に目次を考える。)
(2) 一週間で、出来たところでまでで見せてもらう。
(3)指導担当者が完成させる。
(4)誤字チェックを新人弁護士に依頼する。
このときに、 「なぜ、このように書き換えたんか、考えてほしい。」と指示する。
(5) 誤字チェック後に、新人弁護士から回答を聞く。
追加の質問があった場合には、ヒントだけ与えて、あとは自分で調べるように指示する。
(6) 感覚的な的な質問が残ることがありますが、それは、期日に裁判所にぶつけます。
「この書面は、〇〇という趣旨で書いたのですが、反論としてかみ合っていましたか。」等の質問です。
基本的には、それで、新人弁護士からの回答に代えておりました。
メールの作成の指導
(1)メールについては、古典的な方法で、文書の指導をしました。
「新人弁護士に書面を書く→指導担当が問題点を指摘する。→新人弁護士が再作成する。→指導担当が問題点を指摘する。」という方法です
(2)お客様への回答は、お客さん様の疑問等を予想して回答する必要があります。
お客様の本音を知ることが必要であり、新人弁護士には難易度が高いところがあります。
(3)新人弁護士と顧客対応を任せるにあたっては、話した後に、その内容を要約したメールを顧客に送って、共有してもらい、そのやりとりを監督できるようにすることを社内ルールとしていました。
(4)また、「メールが書けない」ということは、「お客さんに、分かりやすく説明できない。」「何を説明するか、用意できていない。」ことを意味し、顧客対応に不可欠だと考えているからです。
(5)メールについては、文字量も少なく、新人弁護士も負担も少ないです。






