【お客様への説明】説明の大原則
2024/08/29 更新
お客様への説明の大原則
お客様への説明の原則を確認しましょう。
短い説明がよい
Q
お客様への説明文書は、長いほうがよいのか。それとも、短い方がよいのか。
A
(1)お客様への説明は短いほうがよいです。
(2)お客様ごとに理解力(国語力)が違います。したがって、説明は短い方がよいです。
(2)長い説明では、頭に入ってこない(理解できない)お客様は多いです。
したがって、説明は短いほうがよいです。
Q
長い説明を求めるお客様にはどう対応したらよいのか。
A
(1)「長い説明を求めるお客様」は、短い説明で納得できなければ、追加で質問してくれます。
(2)したがって、「長い説明を求めるお客様である」だと分かった時点で、より詳しく説明をするようにしましょう。
「できること」の説明は不要
Q
裁判所が、お客様の言い分を認めてくれるときには、どれくらい説明すればよいですか。
A
(1)裁判所が、お客様の言い分を認めてくれる場合には、説明を省きましょう。
(2)説明を短くするテクニックでもあります。
Q
裁判所が、お客様の言い分を認めてくれないときに、理由が2つあるとすれば、2つとも説明したほうがよいでしょうか。
A
(1)理由を一つ、そして、簡潔な言葉で説明すれば十分です。
(2)全体的な説明を短くするテクニックでもあります。
(3)お客様が納得されないときには、何度も同じ説明を、同じ言葉を使って説明しましょう。
楽観的なお客様には何度も説明
Q
楽観的なお客様に対する注意はありますか。
A
(1)そもそも、クレームは期待と現実のギャップによって生じます。
(2)弁護士業務の場合、あくまで相手がいるので、実際に手続をしていみないと見通しが分らないことが多いです。
(3)お客様が楽観的な見解をもっているときに、「そのとおりです。」「おっしゃるとおりです。」と安易な返事をするとトラブルになります。
(4)楽観的なお客様には、何度ども説明して、見通しを伝える必要があります。
見通しは何度も説明
Q
案件の見通しが期待していたよりも、悪かった場合には、どうすればよいですか。
A
(1)何度も説明して、期待値を下げるべきです。
(2)そもそも、クレームは期待と現実のギャップによって生じます。
(3)最初は、「絶対勝てます。」と説明し、二度目に、「もしかしたら負けるかもしれません。」、三度目には、「五分五分です。」としっかりと、現状の見通しを伝えましょう。
(4)弁護士業務の場合、あくまで相手がいるので、実際に手続をしていみないと見通しが分らないことが多いです。現状での見通しをしっかりと伝えましょう。
何度も同じ説明する
Q
理想的な説明とはどんな説明ですか。
A
(1)専門的な分野での説明は、お客様にとって難しいものです。
「短い言葉で説明する。」その言葉を使って「何度も同じ説明する。」のが1番だと考えます。
(2)お客様への説明について、情報を増やさないことが大切です。
情報が増えると、頭に入ってこない(理解できない)ことになります。