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弁護士業務の流れ

Q 文献調査の際に(実務家として)読むべき専門書はどうやって選べばよいですか

2025/12/06 更新

裁判官が執筆した書類の重要性

(1)裁判官が執筆した書物には、事実上の拘束力があります。
(2)裁判官が、執筆した書物の中で、過去の判例を分析してその結果を判決(裁判所)の考え方として発表します。他の裁判官がこれを尊重して、裁判所の考え方が生まれます。
(3)新しい種類の紛争が生まれたとき、はじめてこれを判断する裁判官は直感でこれを判断しなければなりません。そして、これらの多数の判決が出た時点で、過去の判例を分析してその結果を判決(裁判所)として固めていくわけです。
 初期の判例はバラツキがあります。そこで、これらを後日一つの考え方としてまとめるやり方には合理性があります。

実務家として読んでおくべき専門書

(1)以下の裁判官が作成した書物は大切です、(中村直人「訴訟の心得 」24頁)

  ①最高裁の判決と、調査官解説

  ②判例タイムズの論文、判例タイムズ等に記載されている各判例の解説

  ③裁判官が執筆した書物

(2)現実論として、裁判所は他の行政官庁の公式見解も尊重をしています。
 (中村 直人 、 山田 和彦「弁護士になった『その先』のこと。」66頁)。

  ①監督官庁のQ&A

  ②行政官庁のガイドライン(これらの解説本) 

  ③立法担当者が執筆した書類

参考

 中村 直人 、 山田 和彦「弁護士になった『その先』のこと。」60頁~

 企業法務の弁護士として、どのような研鑽を積むべきか記載されています。

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