Q 新人指導において、YES&BUT法をどのように活用すればよいですか。
2025/12/30 更新
新人指導
(1)新人は経験が足りません。
(2)思ったこと、やったことを上司に訂正される毎日です。
(3)新人は、毎日、否定され続けています。モチベーションが下がるのは当然です。
(4)新人が、ある程度経験を積むまではこのような環境に陥ります。
YES&BUT法
(1)YES&BUT法は、相手の言い分を肯定し、さらに、肯定的な部分について相手の意見を求めてから、別の意見をいう方法があります。
(2)感情的な対立を防ぐ方法として注目されています。
例1
上司
「山田さん(部下)は、A案と思ったのですね。」
上司
山田さんがA案だと思ったのはなぜですか。
(省略)
上司
「なるほど、山田さんは、◯◯だと考えたわけですね。
「ここの点は●●ですばらしい。」
テクニック
(1)上司は、部下の案をいきなり否定していません。
(2)上司は、部下の案について深堀していきます。
(3)さらに、部下の案の中でほめるべき点を探してほめていくわけです。
(4)ほめ終わってから、本題にはります。
上司
「ところで、例えば、△△を考慮するとどうなるでしょうか。」
(省略)
上司
そうすると、「A案の課題は、〇〇ですね。」
ポイント
(1)上記の方法では、山田さんの意見をいきなり否定していません。
(2)さらに、山田さんの意見をさらに聞こうとしています。
(3)これが、YES&BUT法です。
例2
ダメな例
部下
「この企画はどうでしょうか。」
上司
「費用対効果を考えれば、無理ですね」
よい例
部下
「この企画はどうでしょうか。」
上司
「●●の点は、革新性がありますね。ここの点は学ぶ点が多いです。」
「また、ここも、、、●●を調べればよいかもしれませんね。」
「最後に、採算性が問題ですね。」
上司
「ちょっと、私の方でも考えて見るけど、採算性が一番の問題ですね。」
ポイント
(1)上記の方法では、部下の意見をいきなり否定していません。
(2)さらに、部下の意見を求めています。つまり、部下の意見をさらに聞こうとしています。
(3)これが、YES&BUT法です。






