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予防法務

Q 匿名での公益通報があった場合に、どのように対応すべきでしょうか。

2025/03/12 更新

公匿名の公益通報

(1)匿名でも公益通報である以上は、適切な対応が必要です。

(2)しかし、匿名の場合には、その通報内容が真実であり調査の必要性が高いのか。それともデマなのか判断がつきません。

(3)以下の対応が必要でしょう。

①公益通報者の名前、連絡先の確認

(1)匿名でも公益通報は可能です。しかし、詳しい事情を聞かなければ、調査が必要か分かりません。

 例えば、「社員Aがパワハラをしている。」という通報だけだった場合、それが事実無根な怪文書なのか、それとも、調査が必要なことなのか分かりません。

(2)匿名でメールで公益通報があった場合には、「詳しく聞かないと、調査が必要なのか判断できません。お話を聞かせて下さい。」「誰にも漏らさないことを約束しますので、名前と電話番号を教えて下さい。」とお願いすることになります。

②匿名通報を記録する

(1)匿名通報を記録化して、これを調査しない場合には、その理由を残しておきまそう。

(2)抽象的すぎて、調査が出来ない等の理由をしっかりと記録化しておきましょう。

(3)手紙等をPDFで残しておけば、同一人物が送っているのか、それとも多数の人が同じような不正(被害)を訴えているのか分かります。

③職場の環境の改善としてアンケートから始める

(1)公益通報とかかわらず、職場改善運動として、対応することも考えられます。

(2)通報内容を参考に、職場の改善(従業員エンゲージメントの向上)等の計画を立てるのも立派な対応です。

参考

 ビジネスガイド2024年12月号110頁

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