Q 算定基礎届とは何ですか。
2025/09/15 更新
算定基礎届
(1)算定基礎届は、社会保険(厚生年金)の被保険者についての手続きです。
(2)7月1日に雇用している被保険者(役員を含む)に4月から6月に支払った賃金について年金事務所に届出を出します。
4月から6月は支払い日が基準です。例えば月末締めの翌月10日払いですと以下の月が対象となります。
労働日 3月1日~3月末日 支払日 4月10日 4月1日~4月末日 支払日 5月10日 5月1日~5月末日 支払日 6月10日 |
(3)提出期間は、 7月1日から7月10日までの期間です。
(4)上記の算定基礎届により標準報酬月額が決まり、9月から翌年8月までの各月に納めていただく保険料や、将来受け取る年金額等が決まります。
算定基礎届の提出対象者
1 基本的な対象者
7月1日時点で社会保険の被保険者である全従業員が対象となります。これには正社員だけでなく、パートタイマーやアルバイトの方も含まれます。
2 特殊な状況での対象者
(1)育児休業中、介護休業中、傷病により休職中の方も対象に含まれます。また、70歳以上の被用者も厚生年金未加入であっても提出義務があります。
(2)社会保険の控除の対象ではありませんが、対象ではない人を確認するために届出が必要です。
3 提出不要となる例外
6月1日以降に新たに加入した方、6月30日以前に退職した方、7月・8月・9月に随時改定が予定されている方は提出不要です。
以下のごろ合わせで覚えてもよいかもしれません。 6月以降資格取得 7から9月に随時改定 むなしい(6な資い) なくかい(79改) |
参考
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/hokenryo/hoshu/20121017.files/santei.guide.book.pdf