【信用情報】自己破産しなければ、信用情報に傷がつかないのか。
2023/10/16 更新
このページを印刷信用情報機関
(1)金融機関やカード会社は、お客様の不払い情報を共有しています。
例えば、カード会社Aは、Dさんの不払い情報を信用情報機関に記載します。
Dさんは、住宅ローンを銀行Bに依頼したとします。銀行Bは信用情報機関に問い合わせて「Dさんがカード会社Aの支払いを滞らせていた。」記録を見て、融資を断ります。
(2)これが、信用情報機関の仕組みです。
信用情報の取り寄せ
(1)自分の信用情報の取り寄せは、専門家に頼むより自分でやった方がスムーズです。
(2)信用情報機関は複数ありますが、通常は、3社の資料を取り寄せます。
CICC
https://www.cic.co.jp/mydata/index.html
JICC
https://www.jicc.co.jp/kaiji
全銀協
https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/open/
信用情報の傷
(1)例えば、携帯電話の代金を3か月滞らせて、その後に全額支払っても、そのことはそのまま記載されます。
つまり、破産しなくても、上記のように書かれた滞納履歴そのものは消せません。
例えば、住宅ローンを借りることができるかは、上記の情報をもとに、審査機関が判断することになります。
(2)したがって、いろいろな支払いを滞らせている場合には、カードは使えませんし、住宅ローンも通りません。このような場合には、信用情報に傷が付いている状態です。
(3)そのような場合には、既に信用情報に傷が付いてしまっていますので、「破産」を選択しても、信用情報についてはデメリットはありません。