【説明】国選弁護人の立場をどのように説明しますか。
2023/04/13 更新
かみ砕いた説明をする。
（１）被疑者は逮捕されて動揺しています。
（２）複雑な説明をすることは適切だとは思えません。シンプルにポイントを何度も説明することを心がけます。
（３）専門用語を使わない説明力が必要です。
国選弁護人について説明する。
以下のように説明してみてはどうでしょうか。
弁護士A
「初めまして、弁護士のAです。」
「Bさんですか。」
被疑者B
「はい。Bです。」
弁護士A
「私が国選弁護人として、Bさんの担当になりました。今後ともよろしくお願いします。」
「Bさんは、国選弁護人という意味は分かりますか。」
被疑者B
「分かりません。」
解説
「国選弁護人という意味が分かるか。」と聞いて相手の知識量をチェックしてから説明を始める方が良いでしょう。
弁護士A
「国選弁護人について説明しますね。」
「逮捕された方は冤罪であるかもしれませんし、殴られたり等違法な取り調べを受けるかもしれませんし、不当に重い処罰を受けるかもしれません。そのことをチェックするために逮捕された方には弁護士さんを選ぶ権利があります。」
「お金がない方もありますので、違法・不当な刑事手続が行われていないかチェックするため、国が雇ってくれる弁護士が国選(弁護人)です。」
「国選弁護人の弁護士費用は、お金がある方には最後にご負担をお願いする判決が下されることもあります。」
「お金がないの場合には、無料になります。」
「弁護人はここでお聞きしたことは他にもらしません。」「したがって、どうしていくか相談しましょう。」
