【マネージメントの失敗】マネージメントの失敗
2023/09/10 更新
マネージメントの失敗したチーム
(1)マネージメントの失敗したチームは、以下の4つの特徴を持ちます。
(2)いずれも、メンバーの知見を活かせない、もしくは、無駄の多い組織となってしまう点に問題があります。
①依存型組織
(1)チームが一人のリーダーに依存します。
(2)メンバーは一人で何も決めれずに、リーダーからの回答を待ちます。
(3)リーダーの判断スピードが速ければ、組織としては動きますが、リーダーの判断が遅れれば組織全体の動きがスローになります。
(4)リーダーに負担が重くのしかかり、リーダーが潰れることもあります。
②「秘密会議」設置組織
(1)数名のリーダーは自分達だけで秘密会議を開き、組織の意思決定をします。
(2)メンバーは一人で何も決められずに、2名のリーダーからの回答を待ちます。
(3)経営者の戦略が上手く行っていれば組織は成績を上げますが、その知見や能力を超える問題には対応できません。
③対立組織
(1)組織内に、対立する二人のリーダーがおり、二人のリーダーが足の引っ張り合いをします。
(2)メンバーは一人で何も決めれずに、どちらかのリーダーからの回答を待ちます。
(3)組織内での競争を即し、競合企業という共通の敵を作ったり、一つのプロジェクトの実現等の共通の目的を設定し、組織を運営することも可能ですが、無駄な動きも多くなってしまいます。
④「全て反対」組織
(1)メンバーがリーダーの存在を認めず、メンバーは自分立ちの考え方(もしくは、既存の方法)で動くことに固守します。
(2)メンバーは変化を嫌い、ルーティンワーク以外の指示に拒否反応を示します。
(3)「何かをしようとしないが、やっているという。やっている」という振りだけする組織です。
参考
ハーバードビジネスレビュー2023年10月号76頁以下