【解決策】女性の活躍と、心理的安全性
2024/01/10 更新
女性の社会進出を拒む壁
以下は、女性の社会進出を拒む壁の一つです。
(1)「女性らしさ」の価値観
「積極性」「率直な意見」「周りの意見を束ねる」等のリーダーに必要な素養は、一般的に「男っぽさ」と評価される。
女性が積極的に発言したり積極的な姿勢を示したりすることは、自己のパーソナリティーと衝突や、周りの反応との調整が必要になってくるという問題があります。
(2)正当な評価が受けれない
「女性はおしとやかであるべき」という価値観があり、女性が自分の業績をアピールすると逆に、これを空気が読めない人間として不利益に評価されることとすらあります。女性は自分の業績をあまり宣伝しないという面もあります。
女性を正当に評価するには、バイアス(偏見)を排除する工夫が必要です。
参考
ハーバードビジネスレビュー2021年10月号104頁
心理的安全性
(1)組織内で、目標のためにメンバーが率直な意見を言える環境を心理的安全性といいます(正確な定義ではありません)。
(2)グーグルが生産性の向上に役立つと発表し、注目されている職場の心理状態です。
女性の活躍と、心理的安全性
心理的安全性は、メンバーが行うべき行動が明確になっている組織ということでもあります。つまり、以下のような社風が整えば、女性の社会進出にプラスになります。
(1)気付いたことは、率直に意見を言うこと。
「気づいてたが、周りの目を気にして言わない。」ということが許されないこと。
(2)他人からのネガティブなフィードバックを歓迎すること。
(3)セクハラ、パワハラを一切許容しないこと。
参考
パティ・マッコード (著)、櫻井祐子 (翻訳)「NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く」84頁