【企業文化の変革】変革できない会社
2024/02/14 更新
チェンジ・パワー(変革力)
(1)企業の変革力を測定するチェッジバワーという概念があります。
(2)逆に、変革できない会社には以下のような会社があります。
フォーカス分野を模索中である会社
(1)改革にはリソースをどこに集中させるのか決めなければならないが、それが模索中の状態の会社です。
(2)企業の将来像の共有、ビジョンや、取り組むべき課題を設定する必要があります。
(3)特に会社が目指す、方向性の明確化は大切になってきます。
選択と集中ができていない(リソースの振り分けができていない)会社
(1)改革には、選択と集中、リソースの振り分けが必要であり、事業ごと、製品ごとに、将来性、採算性を明確にして、これを大胆に選択していくことが必要です。
(2)全ての事業で満点を目指せば、何もできません。
改革の活動が、全社員の取組として浸透していない会社
(1)取り組む分野、内容は決まっているが、社員一人一人が、改革を取り組む体制ができていない。
(2)リーダーの養成や、リーダーへの改革等の共有、社員一人一人が当事者意識を持てるストーリーが非必要です。全社員の帰属意識を育てること、勤勉さ、思いやり、誠実の文化を作る必要があります。
社員の意識の変化ができていない会社
(1)変革は、通常の業務と異なる業務を行うことです。その重要性と、仕事のタスク上での優先度を変更できなければ何もすすみません。
(2)結果ではなく、社員の行動に着目して、「変革に向けた行動」について、細かく期限を切って管理する体制が必要になります。
改革に取り組んでいるが、改革のスピードが遅い会社
(1)改革の遅延理由を調査し、ボトムネックとなっている部分を取り除く必要があります。社員が疲弊すれば、改革そのものが止まっていします。
(2)モチベーションを保てるように、成果の出やすいものから取り組むことであったり、社内の人間だけでは難しい理由があれば、社外の専門家の協力を求めることも必要です。社員教育が必要であればこれを実践することが必要です。
(3)会議等が増え、実施がおろそかになっている場合には、改革のやり方についてリーダー研修等が必要です。
(4)社員の仕事の効率化を進めるだけではなく、計画の変更も必要になります。
参考
ハーバードビジネスレビュー2021年11月63頁
ハーバードビジネスレビュー2021年11月74頁