【お葬式とお金】葬式費用の法的性質と注意点
2024/02/14 更新
このページを印刷葬式費用の法的性質
葬式費用等は誰が負担することになりますか。
葬式費用等は相続人が平等に負担するように思えますが、必ずしもそうであるとは限りません。
一般的な感覚として、葬式費用等は相続人が平等に負担するように思えます。
相続人が、「葬儀費用を相続財産から支出する」ことに同意して、相続費用から支出することも多いのも事実です。
しかし、「葬式費用を相続人が支払う。」「葬式費用は相続財産から支払わなければならない。」という法律上のルールはありません。
葬式費用はぴんきりであり、喪主(葬式の発注者)で金額を決める側面もあります。法律上は、葬式費用の支払い義務は、葬儀業者に葬式を発注した人(喪主)にあります。
葬儀費用、お坊さんのお布施についての注意
「葬式費用をいくらにするのか。」「お坊さんに支払うお布施をいくらにするのか。」「これらを相続財産から支払うのか」については、相続人全員で連絡をとって合意を取り付けておくのがよいでしょう。
LINEや、メールで、これらの確認を取ったことの証拠を残しておく方がよいでしょう。