契約書の捨印と割印
2024/09/03 更新
このページを印刷契約書の捨印
契約書の捨印は契約の上部等に押す印鑑です。
印鑑(陰影)を押印する意図としては、細かい契約書の訂正については一任する意図で押印します。
「第◯条に◯◯という文言は、△△に訂正する。」等の文言の訂正までを一任する意図となります。
捨印は、リスクの大きい印鑑(の押印)です。
契約書の割印
1 割印の意味
契約書の割印は契約の上部等に半分押された印鑑です。
契約書2通が同時に存在したことと、両方の契約書の内容が一致することを確認したという意味で押される印鑑です。
仮に、2通の契約書の内容が違っても、こちらが保管している契約書の原本があれば、自分の主張が正しいことを立証できます。
2つの契約書を用意してあるということは、他方も契約書の原本を保管することになるので、一方当事者がわざと別々の契約書を用意することを心理的に防げます。
割印は、リスクの小さい印鑑(の押印)です。
2 割印のやり方
(1)最初に2つの契約書について、内容が違うところがないかを確認します。
(2)契約書2通を重ねて、少しずらして印鑑を押します。