離婚合意後の手続
2022/11/28
離婚合意後の手続
(1)調停で離婚の合意をすれば、調停調書が作られます。
(2)離婚届にハンコを押しても離婚が成立します。
(3)その後にもいろいろな手続をする必要があります。
1 市役所で離婚届(調停調書)
(1)市役所に離婚届(調停調書)を持って行く必要があります。
(2)市役所に行く前に、事前に必要な持ち物を確認してから行ってください。
(3)氏の変更、新戸籍の作成、住民票の移転等の手続が必要です。
2 ご自分の健康保険
① 奥さんが奥さんの会社の保険に入っているとき(奥さんが国民健康保険に加入しているとき)
手続は不要です。
② 奥さんが旦那さんの会社の保険の扶養となっていたとき
(1)自分が旦那さんの保険の扶養になっていた場合には、市役所にて、国民年金と国民健康保険の手続をする必要があります。
(2)加入手続の前に、旦那さんの会社で喪失の手続(喪失手続)をしてもらう必要があります。
(3)喪失手続きのためには、旦那さんに、自分の健康保険のカードを郵送する必要があります。
3 お子さんの健康保険
① お子さんが奥さんの健康保険の扶養となっているとき
手続は不要です。
②奥さんが奥さんの会社の保険に入っているとき
(1)奥さんの会社にて、お子さんの健康保険の手続が必要です(加入手続)。
(2)加入手続の前に、旦那さんの会社で子供の健康保険の喪失の手続(喪失手続)が必要です。
(3)旦那さんに、子供の健康保険のカードを郵送する必要があります。
③ 奥さんが旦那さんの会社の保険の扶養となっていたとき(奥さんが国民健康保険に加入していたとき)
(1)市役所にて、お子さんの健康保険(国民健康保険)の手続が必要です(加入手続)。
(2)加入手続の前に、旦那さんの会社で子供の健康保険の喪失の手続(喪失手続)が必要です。
(3)旦那さんに、子供の健康保険のカードを郵送する必要があります。
4 年金分割
(1)公正証書や調停調書で年金分割の合意をすれば、年金の分割ができます。
(2)年金分割をするには、年金事務所に、公正証書や調停調書を持って行く必要があります。
(2)年金事務所に、事前に持ち物を確認してから行ってください。
5 公正証書等の作成費用の還付申請
(1) 市役所等で公正証書等の作成費用の還付申請ができます。
(2) 法テラスを利用した場合には、利用者は作成費用を直接支払わずに、法テラス料金の中に含まれてしまうことになります。市役所等で、作成費用を直接支払っていないが、法テラスの料金の一部として支払うことを説明して申請することになります。
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