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刑事弁護の流れ

Q 少年院送致等の決定に、不服がある場合どのようにすればいいですか。

2024/01/04 更新

抗告

 以下のような点を踏まえて、抗告を申し立てます。

1 審理をした期日での決定の言い渡し

 少年事件では審判期日に、少年院送致等の決定が言い渡されます。その後の抗告のスケジュールもタイトであり、抗告することが予想される場合には、抗告の準備(事前に申立書を用意する等)をする必要があります。

2 抗告申立書の提出

 抗告の申立ては、原決定告知の日の翌日から2週間以内に、高裁宛ての抗告理由書を原審の裁判所に提出して行います(少年法32条、少年審判規則43条1項)。

3 抗告申立書の抗告理由

 抗告申立書には、具体的な抗告理由を記載しなければならなない。
 一般の刑事事件の控訴申立書と異なって、控訴抗告申立書には、抗告理由を具体的に記載しなければなりません(少年審判規則43条2項)。
少年事件の控訴審は書面審査で期日が開かれないため、付添人の活動は抗告申立書の作成につきます。

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