Q 別居の荷物の持ち出し後に、どんな記録を作っておくべきですか。
2025/10/27 更新
このページを印刷荷物の運び出し後の記録化

相手方が、自宅に来て荷物を持ち出しました。その後、どんなことをしておくべきですか。?

荷物の引き渡しについて争いがあるものについては、明け渡し時に写真をとっておくべきです。
例えば、それが家電であれば、その家電の写真と型番を撮影しましょう。いくらのものが争いになっているか明確にするためです。
次に、その荷物について、相手方の言い分と、こちらの言い分を記録化しましょう。
離婚調停が長引くと、1年はあっという間に過ぎます。しっかりとした記録を作っておきましょう。
荷物の運び出しの報告書
| 報告書 令和7年〇月〇日 弁護士 井上正人 1 場場所 大阪市 〇〇堺市西区家原寺町1丁14-6-103 〇〇氏の自宅(以下、本件自宅) 2 概要 〇〇と、〇〇は、離婚調停中である。 〇〇の代理人と〇〇が、本件自宅より私物の持ち出しをするのに立ち会った。 3 参加者 〇〇 弁護士井上正人 〇〇 弁護士〇〇 4 時間 令和7年〇月〇日、午後1時30分から 5 内容 (1)以下の荷物を除いて、〇〇が希望する荷物(段ボールで10箱以上)を、〇〇は持ち出した。 (2)下記の荷物については、当事者に争いがあり、本件自宅に残置することになった。 写真 当事者の言い分 〇〇の言い分 〇〇 〇〇の言い分 〇〇 ※ 写真には、型式を撮影するようにする。 いくらのものが争いになっているか明確にするためです。 以上 |
残置物の処分の警告
(1)私物の持ち出しをしたからといって、すべての荷物を完璧に持ち出すことは困難です。
したがって、残置されてる私物については、処分する旨を通知しておきましょう。
(2)現実問題としては、個々の荷物を捨てるときに、毎回、相手方の同意を得るのは現実的ではありません。
(3)「令和7年12月末日までに、残置されていた場合には捨て良いものと考えて、〇〇側で処分します。」と通知しておきましょう。






