Ｑ　少年事件が刑事事件と異なって付添人の負担が重いと言われますが、記録の量が多いというほかにどのようなことがありますか。

（１）家族・職場、学校に問題があれば、これらに働きかけをしなければなりません(環境調整)。
（２）また、少年は精神的に未熟で打たれ弱い。捜査機関の誘導によって冤罪を生まないため、そして、社会から見捨てられたと誤解させないためにも、頻繁に接見することが望まれます。
（３）さらに、接見場所となる鑑別所は、拘置所と同じく、接見時間が決まっており融通が利きません。
　これらの点が、少年事件は大変であると言われる理由です。