Q 第一審では、どのようにして弁号証を提出しますか。
2025/09/28 更新
第一審にて、弁号証を提出する方法
(1)第一審にて、弁号証を提出する方法は二つあります。
(2)①証拠調べ請求書を出す方法があります。証拠調べ請求書を出す場合には、期日外でも証拠調べ請求書を出すことができます。
証拠調べ請求書の原本を裁判所に郵送し、写しを検察官にFAXします。
事前に検察官に弁号証をFAXしておく必要があります。(裁判所には公判期日外で証拠を送ってはいけません。)
公判期日には、裁判所分と検察官分を弁号証を持って行き、公判期日に提出します。
(3)②公判期日に証拠等関係カードを、裁判所と検察官に手渡して、期日にて口頭で証拠調べを請求する方法もあります。
証拠等関係カードを裁判所と検察官にFAXします。(裁判所には公判期日外で証拠を送ってはいけません。)
事前に検察官に弁号証をFAXしておく必要があります。
公判期日には、裁判所分と検察官分を弁号証と証拠カードを持って行き、公判期日に提出します。
証拠調べ請求書
(1)証拠調べ請求書を出す方法があります。証拠調べ請求書を出す場合には、期日外でも証拠調べ請求書を出すことができます。
公判整理手続や、公判期日が複数回開かれる期日では、いつ証拠請求したのか明確にするために、この形式で証拠請求されることが多いです。
令和〇年(わ)第〇号事件 被 告 人 〇〇〇〇 証拠調べ請求書 令和〇年〇月〇日 大阪地方裁判所 第〇刑事部〇係 御中 弁護人 井上正人 上記被告人に対する上記被告事件に関し、別紙証拠等関係カードのとおり以下のとおり証拠調べを請求する。 以上 |
(3)証拠調べ請求書の原本を裁判所に郵送し、写しを検察官にFAXします。
事前に検察官に弁号証をFAXしておく必要があります。(裁判所には公判期日外で証拠を送ってはいけません。)
公判期日には、裁判所分と検察官分を弁号証を持って行き、公判期日に提出します。
証拠等関係カード
1 概説
(1)公判期日に証拠等関係カードを、裁判所と検察官に手渡して、期日にて口頭で証拠調べを請求する方法もあります。
認めの事件(第一回の期日で、結審する事件)では、証拠等関係カードを使って、証拠調べをします。
(2)証拠等関係カードを裁判所と検察官にFAXします。(裁判所には公判期日外で証拠を送ってはいけません。)
事前に検察官に弁号証をFAXしておく必要があります。
公判期日には、裁判所分と検察官分を弁号証と証拠カードを持って行き、公判期日に提出します。

書式
https://yuhigaoka-law.com/wp-content/uploads/2025/09/46ef2bdda5a7fae77a8290004fd0b96f.docx
2 詳しい記載方法
3 事前連絡
(1)検察察庁には証拠カードと弁号証も一緒に送ります。
(2)裁判所は弁号証を送ってはならない。裁判所には証拠カードのみを送ります(起訴状一本主義)。
書式
https://yuhigaoka-law.com/wp-content/uploads/2023/03/658abc55668ae577e715d019706f6a0e.docx
弁号証
(1)事前に検察官に弁号証をFAXしておく必要があります。
(2)公判期日には、裁判所分と検察官分を弁号証を持って行き、公判期日に提出します。
弁〇証 示談書 甲と乙は、〇〇〇〇 (以下省略) |