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労使紛争

団体交渉は録音し、その録音記録を残しましょう。

2025/02/27 更新

団体交渉と録音

(1)団体交渉では、労働組合は録音をします。こちらも録音機を用意しましょう。

(2)相手方と話し合いを録音する場合、録音していることを相手方に伝えて許可を得る必要はありません。

 しかし、録音する場合には、事前に承諾を取るのがマナーとなっています。

録音時のポイント

(1)まずは、挨拶をして、出席者全員の名前を確認しましょう。

 複数の当事者が参加する場合には、録音データを聞いても誰がどの発言をしたのか混乱することがあります。後日、聞くときに、この声はAさんだと、分かりやすくなります。

(2)録音のテープを聞いても、全体的な流れを知らなければ、その話を聞いただけでは話の全体が分からないことがあります。

 知らない人が立ち会っていると想像し、「まず、本日集まってもらった目的を確認します。今までの経緯としては、〇〇でした。そこで、△△…」というイメージで、5分程度、今までの経緯を説明した上で録音されることをお勧めします。

録音するときの機材

(1)テープよりもICレコーダーが便利です。

(2)スマホで録音することは止めましょう。

 「スマホで録音しました。」とスマホを持ってくる方もおりますが、スマホを長時間預かることはできません。

録音した後にやるべきこと

(1)ICレコーダーで録音した場合には、パソコンに移して、ファイルに日付を入れます。

(2)次に、録音内容のメモを作らなければなりません。

(3)メモを作らなかったり、日付を入れていなかったりする場合には、後日、検索できなくなります。

そうしないと、現実どこに大事な会話が入っているか分からず、証拠として使えないということも起こりえます。

※ファイル名の例

 「030422 【録音】 団体交渉(ヤマサ商事)」

※メモの例

日付           〇年〇月〇日

場所           西田商事

参加者       ●●さん  △△さん 〇〇さん

話した内容          商事としては、残業については調査中である。

録音する前の練習

(1)録音をする2、3日前に、機材を購入して2、3回練習するようにしてください。

(2)2台別々の機械で録音すればより安全です。

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