Q 問題社員に対するクレームやミスは、どのように記録化したらよいですか。
2025/11/13 更新
問題社員
(1)問題社員のミスや、クレームについては記録化していく必要があります。
(2)問題社員を解雇する場合には、解雇がやむをえないことを立証する必要があります。
報告書、誓約書
(1)お客さんからのクレーム等、ミスがあれば、報告書を書かせましょう。
(2)業務改善を約束させる誓約書を書かせるのも有効です。
(3)証拠として使うには、何も知らない裁判官がその文書を読んだだけで事情が分かるものであることが必要です。前提知識のない人でも理解できる内容でなければ、書き直しを命じましょう。
(4)報告書には以下のことを記載してもらいましょう。
①事故の日付、内容
②①の原因、ミスの内容
③改善点
(5)可能であれば、上司からのコメント欄も作って、コミニケーションツールとしても活用しましょう。
(6)印鑑は不要ですが、名前は手書きさせましょう。もちろん、もらえるなら印鑑を押してもらいましょう。
署名があれば、当時このようなやりとりがあったことの証拠となります。
報告書
| 事故の日付 | 令和7年8月22日 |
| 事故の内容 | お客様が〇〇したところ、〇〇となりました。 |
| 問題点 | 私が〇〇のときに、〇〇すべきだったので、〇〇しなかったからです。 |
| 改善点 | 〇〇のときには、〇〇します。 |
| 報告書作成日 | 令和7年10月11日 |
| 報告者(名前) | 〇〇 |
事故報告書
| 事故概要 日付 場所 概要 |
| 事故の原因 事故の原因 事故の原因となったミスの内容 |
| 改善策 |
| 報告書 作成日 ◯年 ◯月 ◯日 名前 |
| 上司からのコメント |
第三者のチェック
1 多くのケース
現場で作られた報告書の多くは、どんなことが起きたのかそれを読むだけでは分からないことが多いでしょう。
2 対策
(1)報告書、業務命令書は、後日、証拠となります。
(2)第三者が読んでも、その書類だけで、いつ、どこで、どんなことが行ったのか分かることが必要です。
(3)マネージャーが指導を担当するとすれば、そのさらに上の立場の人がこれをチェックする体制が必要です。






